ネット通信を匿名化する「Tor」とFirefoxの開発元「Mozilla」が提携したという情報が飛び込んできました。Firefoxの開発元であるMozillaが、どこからアクセスしているかを隠して匿名化できるブラウザ「Tor Browser」を開発するTorプロジェクト、さらにはワシントンDCに本部のあるインターネットのオープン化やフリー化を推進する非営利団体Center for Democracy&Technologyと提携し、Mozillaプロダクトのプライバシー面の強化を共に行っていくことが明かされました。本当にうれしい限りです。何でも、世界中で何百万というインターネットユーザーが、IPアドレスを匿名化できるTorプロジェクトのソフトウェアを愛用しています。特に、2013年にエドワード・スノーデン氏がNSAの諜報活動に関する機密資料を公開してからは、多くの人々がインターネットやPC、スマートフォンに対する見方を変え、匿名通信システムであるTorが一層注目されたことは、みなさんも知っていると思います。

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そこで、ネット通信を匿名化する「Tor」をlinuxBeanにインストールしてみました。

1 Toをダウンロードできるウェブサイトにアクセスします。https://www.torproject.org/download/download-easy.html.en

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2 ダンロードした「tor-browser_en-US」を解凍します。

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3 解凍してできたフォルダの「startーtor-browser」をクリックします。

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4 「Connect」をクリックします。

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5 設定が終了すると、「Tor browser」が起動します。

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6 実際にどんなIPアドレスが振られているか調べてみると下記のようになっていました。どうやら、多くのプロキシサーバーを経由して国は「ドイツ」になっているようです。

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7 具体的に「グーグルマップ」にアクセスしてみると、下記のようになりました。確かに「ドイツ」にいると判断されています。

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8 「Google 検索」にアクセスすると、やっぱり「ドイツ」です。

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9 匿名化を配慮しないといけないような状態は、個人にとってあまりいい環境ではないと思いますが、それが「Firefox」の機能として整備されるなら、こんなうれしいことはありませんね。