アイルランドのアクセス解析サービス企業のStatCounterはが、12月のアメリカ検索市場において、米Yahoo!が2008年7月以来、最高のシェア(10.4%)を獲得したと発表しました。この結果は、MozillaがWebブラウザFirefoxの米国版のデフォルト検索エンジンを12月のアップデートで「Google」から 「Yahoo!」に切り替えた影響によるものとみられます。しかし、Webブラウザの検索エンジンの設定はユーザーが他のものに変更でき、Googleや米 MicrosoftのBingも選択肢として表示されることを考えると、いかに多くの人がデフォルトの状態でそのまま使っているかがわかります。

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これは、僕にとっては、少しショックな状況です。そのままの状態をなんの疑いを持たず、そのまま信じこんで使う。という人々が多くなればなるほど、最初からインストールされているMS OFFICEやIEをそのまま将来も使い続けるということを簡単に想像できるからです。
すこし、大きく考えれば、教育の現場で最初にふれたOSやオフィスアプリケーションをそのまま大人になっても使い続けるということに他なりません。これが、一企業の戦略であってもそうなっていくのでしょう。きちんと自分たちの未来は自分で決めることのできる人間でありたいと思います。少し大げさになってきましたが、一度立ち止まって考えてみる必要がある気がします。
 一方、米Googleは圧倒的首位を保ってはいますが、シェアは前月より4.1ポイント減の75.2%で、こちらは過去最低となったようです。これから、この割合がどんな経緯をたどるのか注視していきたいと思います。