Foxit J-Reader 文書の回覧・共有やデータ収集に便利な機能を備えた高速表示のPDFビューアです。Windows 8/7/Vistaの元で動作するとありました。ここでは、Foxit J-ReaderをLinuxのwine上にインストールすることを試みてみたいと思います。僕は、何度もこのブログで書いているように自宅で仕事を行うときにはLinuxを使っています。ところが、どうしても作成した書類などをMS WINDOWSのユーザーに送る必要がでてくるときがあります。そのときにはPDFに変換します。もし、Foxit JーReaderがLinux上で使えれば、作業効率があがると考えました。
結果からいうと、Linux(linuxBean14.04)に簡単にインストールでき正常に動作することを確かめることができました。
Foxit J-Readerのは、無償とは思えない多彩な機能と、コンパクトサイズで他のどのPDFビューワよりも高速起動・高速処理を実現しています。ビジネスユース、および政府・自治体のニーズに対応できるよう設計されており、多くのビジネス用途にマッチする表示やGUI、セキュリティなど、多数のPDFカスタマイズオプションを備え、ISO32000に準拠、PDFの閲覧に最適なビューワとなっています。

foxitreader01

おもな機能は、フォームへの入力や注釈の書き込み、図形描画などにも対応したいます。また、回覧に便利なスタンプやサインを利用することも可能 です。さらに、PDF作成用のシェル拡張やOfficeのアドインとしても組み込めるとも書いてありますが、これはLinux上では確かめていません。僕がこれは使えると思ったものに、さまざまなエンドユーザが作成したOffice文書その他の素材を、制作者それぞれが「Foxit J-Reader」上でPDF化し、共有機能を使ってそれらを集約して、ひとつの大きな資料にまとめ上げる といった利用形態が可能となる。という点です。 最後の集約作業では、より高度な編集機能を持つアプリケーションが必要となりますが、個々の素材レベルであれば「Foxit J-Reader」だけで作業できるので、最終的な制作者の負担を軽減することにもつながると思います。素材編集の段階から注釈やスタンプなどの機能を使って、校閲作業を効率化できるのはいうまでもありません。
では、早速、Foxit J-Reader のインストールをしてみたいと思います。

1 Foxit J-Reader をダウンロードします。僕は「窓の杜」からダウンロードしました。
  http://www.forest.impress.co.jp/library/software/foxitreader/

2 次にダウンロードしたファイルをクリックするとインストールが始まります。

Foxit J-Reader セットアップ_001

2 次にをクリックすると、下の図のように「同意」を求められます。下の図はlinuxBean上でのインストール画面です。linuxBeanには最初からwineが簡単に導入できるので便利です。

デスクトップ1_002

3 「次へ」をクリックすると、インストールするフォルダをどこにするか聞いてきますが、そのままで「次へ」をクリックしてください。wine がMS WINDOWSをエミュレートするCドライブを設定ずみですので、勝手に変えない方がいいでしょう。

デスクトップ1_003

4 「次へ」をクリックします。

Foxit J-Reader セットアップ_004

5 「デスクトップアイコンを作成」するにチェックを入れました。

Foxit J-Reader セットアップ_005

6 「次へ」をクリックします。

Foxit J-Reader セットアップ_006

7 後は、「インストール」をクリックするだけです。インストールが終わるときちんとデスクトップに、Foxit J-Reader のアイコンが作成されていました。

Foxit J-Reader セットアップ_007