Skypeがウェブブラウザで実行可能になりました。アメリカのMicrosoft CorporationのSkypeは6月15日「Skype for Web」のベータ版が全世界で利用可能になったことを明らかにしました。同サービスは8日に、アメリカとイギリスで一足先に利用可能になっていました。

名前の通り「Skype for Web」は、Webブラウザーで動作する「Skypeのクライアント」です。ブラウザ上で動作するようになったことは、クライアントアプリケーションをインストールすることなく、システムにインス トールされているWebブラウザーで「web.skype.com」へログインするだけで、いつも使っている連絡先や最近交わした会話が表示される「Skype」がそのまま利用できるようになることを意味します。たとえば、「Skype」がインストールされていないインターネットカフェやホテルのパソコンなどで役 立つことは間違いありません。

このような動向をみると、インターネットやコンピュータは「ブラウザ」だけですべてをまかなえる方向に進んでいるといえます。みなさんも知っているように、現在はブラウザだけで、文書作成や表計算、プレゼンテーションの作成もできるようになっています。

この傾向は、ますます進んでいきそうな気がします。

また、「Skype for Web」ではユーザーやチャットグループを検索する方法が改善しています。初期状態では最近利用したコンタクトしか表示されませんが、検索ボックスでキーワードを入力 するとそれ以外のコンタクトも表示されます。
ただ、音声通話やビデオ通話を行うためには追加でプラグインのインストールが必要となるのが少し残念です。プラグインは「Internet Explorer」「Google Chrome」「Firefox」「Safari」に対応しているので自分のコンピューターなら問題ありませんが、出張先のホテルなどに備え付けてあるコンピュータの場合は少し注意が必要です。
また、Skype for Web「はチャット呼び出しのデスクトップ通知」にも対応しており、他のアプリケーションを利用していても呼び出しを見逃さずにすむので便利です。

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