あなたは大丈夫ですか?
検索のみならず、日々の重要なメールから連絡先、スケジュール管理、地図でのナビゲーションにいたるまで、グーグルの提供サービスに頼りっきりというユーザーは、僕を含めて少なくないと思います。とりわけAndroidスマートフォンユーザーであれば、そもそもグーグルのアカウントなしでは基本的に利用できません。
ところが、その大切で欠かせない存在のグーグルアカウントが、事前の警告なしに勝手に削除されてしまったとの書き込みが、このところ目立っているようです。主に長期間におよぶアカウントへの未アクセスが原因との見方もありますが、真相はわかりません。
いずれのケースも、突然ある日、グーグルから「利用規約に違反したのでアカウントを削除しました」とのメッセージが、予備のメールアドレスに届いて事態に気づくということがが共通しています。
なお、グーグルからのメッセージには、利用規約への違反との情報が提供されるものの、具体的にはどのような違反があったのかに関する説明は一切ないとのことです。さらにに、状況によっては、削除されてしまったアカウントを復元できるとの手順は示されているものの、実際に復元に成功できた例はゼロに近いということです。早く気付いて、すぐに対処すれば良いようですが、数時間経過するとだめなことが多いようです。
ちなみに、今回はGmailのサポートフォーラムなどへ、突然のアカウント削除について問い合わせる書き込みが殺到して問題が明るみになっています。しかしながら、自分では大丈夫だと思っていた行為でグーグルのアカウントを削除されてしまうことは、意外に日本国内でも相次いでいたりします。
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その対策として、グーグルは「Google Takeout」というバックアップサービスを提供中しているというからさすがですね。
アカウントの標準サービスとして、GmailからGoogleカレンダーまで、すべてZIP形式でデータをローカルにダウンロードできるようになっています。とりわけメインには使っていないアカウントは、うっかり長期間にわたってアクセスしておらず、いつの間にか消されてしまったという場合にも備えて、日ごろからバックアップを取っておくのも重要かもしれません。