徳島県は行政事務用パソコンの標準オフィスソフトをOpenOffice.orgからLibreOfficeに移行しました。2014年1月に更新するパソコンからLibreOfficeを導入したのです。
 徳島県では現在、県庁内で使う標準のオフィスソフトとしてオープンソースのOpenOffice.orgを採用していましtが、2014年度の更新パソコンから、すでにサポート期限が切れている一太郎、Excelはインストールしないようにしました。これにより、購入する場合のライセンス料を約1億円削減できたといっています。
 LibreOfficeは、米Sun Microsystemsが米Oracleに買収されたことをきっかけに、OpenOffice.org開発コミュニティの主要メンバーが2010年9月に設立したThe Document Foundationが開発しているオープンソースのオフィスソフトです。徳島県では「OpenOfficeよりも機能改善やセキュリティ対策などのバージョンアップが頻繁であり、最新のMicrosoft Officeとの互換性がさらに高い」ことから、LibreOfficeに移行しました。素晴らしい選択だと思います。
 自治体のOpenOffice.org導入の先駆けとなった福島県会津若松市は、すでにOpenOffice.orgからLibreOfficeに移行していますが、僕の住んでいる街や県はそんな動きすらありません。
 徳島県は県民にもマニュアルなどを無償提供しています。このような取り組みは、その時に1億円削減できただけにとどまりません。おそらく徳島県民も将来LibreOfficeを使用することになり、MS OFFICEを購入できない県民にも行政が提供するサービスを受けることができるようになります。
 今の世代の子どもたちは、教育の現場でもMS OFFICEではなくLibreOfficeを使うようになるでしょう。そうなると削減できるライセンス料はもっと大きくなるはずです。こんなかしこい自治体にくらしてみたいと思うのは僕だけでしょうか。

1 徳島県が無償で提供しているLibreOfficeのマニュアル

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また、僕は自宅でネットサーフィンをするときは軽量な「PuppyLinux」、仕事をするときには「linuxBean」をつかっています。その「linuxBean」に「LibreOffice」をインストールして業務をすjすめています。
「linuxBean」であれば簡単に「LibreOffice」をインストールできます。

2 「linuxBean」に「LibreOffice」をインストールするには、デスクトップ上にある「linuxBean 設定ウィザード」を起動します。

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3 「linuxBean 設定ウィザード」を起動して、「オフィスセット」にチェックをして、「OK」をクリックすると最新版の
「LibreOffice」がインストールできます。おそろしく簡単ですね。

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4 「LibreOffice」は最新の「バージョン: 5.0.0.5」でした。

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このようなことを考えるとOSとしてもMS WINDOWS 10そのものも必要かどうか議論する余地があると思います。安保法案だけでなく、アメリカの都合の良いことばかり考えて機嫌をとるのはそろそろやめてもいいかもしれません。