アメリカのGoogle Inc.は1日、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v45.0.2454.85を公開しました。「Google Chrome 45」では安定性とパフォーマンスを高めるための内部的な改善が施されたほか、いくつかの新しい機能が追加されています。特にFlashの脆弱性が話題になっている今、Flash広告のほとんどは自動的にHTML5へ変換されるという機能は魅力的だと思います。
 また、本バージョンから順次「重要なプラグイン コンテンツを検出して実行する」オプションが初期状態で有効化されるとのことです。このオプションを有効化すると、Webページのメインコンテンツとは直接関係のないプラグインコンテンツの自動実行がブロックされて一時停止状態となり、ユーザーがコンテンツをクリックするまで再生されないようになっています。ただし「YouTube」の動画やゲームサイトのFlashゲームなど、そのページのメインとなるプラグインコンテンツは対象外となっており、これまで通り楽しめるから安心です。
先ほども書きましたが、この変更により大きな影響を受けるのがFlashベースの広告と考えられますが、Googleによると、“Google AdWords”にアップロードされたFlash広告のほとんどは自動的にHTML5へ変換されるため、影響は少ないといっています。

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