「Vysor」は、Google Chromeの アプリケーションなので、Windowsだけでなく、MacやLinux、Chrome OSでも利用可能というのが嬉しい限りです。僕のようにLinuxでほぼ仕事をしているものにとってはWindows以外のOSで動作するというのに感動します。
 「Vysor」は、USB接続されたAndroid端末の画面をPCへ表示し、マウスやキーボードで操作できるようにする「Google Chrome」用のアプリケーションで。「Chrome ウェブストア」からベータ版を無償でダウンロードできます。このようなアプリケーションを考えるとき、将来は、OSに依存しないで、文書作成やプレゼンテーション作成が今よりもっとシームレスに行えるようになるに違いありません。
 さて、「Vysor」は、Android端末のコンテンツやゲームをPCのモニターとマウスで楽しんだり、メールやチャットのメッセージをPCのキーボードで入力したりといったことが簡単に実現できます。また、本ソフトはエミュレーターなどではなく、実機をUSB経由で操作しているため、Androidアプリをデバッグしたい場合にも役立つと思います。
何より、小さな画面上に現れる文字をタップして入力する不便さから、一時的であれ解放されるのはうれしいことです。さらに、Google Chrome のアプリケーションなので、Windowsだけでなく、MacやLinux、Chrome OSでも利用できるのもうれしいポイントと言えるのは前述したとおりです。
ただし、「Vysor」を利用するには、あらかじめAndroid端末のUSBデバッグ機能を有効化し、PCにデバッグ接続のためのドライバーをインストールしておく必要があります。

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