Android-x86 4.4-r3をハードディスク上で動かした場合の画面解像度の変更方法のメモです。

1. 起動時に画面解像度を指定する方法

起動直後のGRUB画面で
"Android-x86 4.4-r3"を選択した状態でキーボードの 'a' を押します。
これで、起動時のパラメタの追加指定が出来ます。
次に、" vga=791" と入力して[ENTER]キーを押します。
USキーボードのため、'='の入力は[^]キーになります。

これで 1024x768x16(16ビット色) で起動します。

この表示のModeの値(16進数)を"vga=xxx" のxxxに指定するのですが、
xxxは10進数で指定しなければなりません。

1024x768x16のModeは317(16進数) を 10進数に変換すると 791となります。
この変換は電卓を利用すると良いようですが、この記事の末尾に対応表を示しましたので参考にしてください。
ただ、ビデオカードがVGA/VESA互換の都合上、解像度を高くすると32ビットのモードを
指定すると起動に失敗するようです。

2. メニューに任意の解像度で起動する項目を追加する

いちいち指定するのも面倒なので、GRUBのメニューに追加します。
仮想マシンを起動し、"Android-x86 4.4-r3 のGRUBのmenu.1stを編集します。僕の場合は/dev/hda1にGRUBを書き込んだの、PuppyLinuxのテキストエディターを立ち上げて編集しました。

title Android-x86 4.4-r3(1024x768)
kernel /android-4.4-r2/kernel quiet root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-4.4-r2 vga=791
initrd /android-4.4-r2/initrd.img

こうすることで、日本語のフォントが見えなくなったり、かすれたりしないで、android-x86を利用することができるようになりました。

  4bits 8bits 15bits 16bits 24bits 32bits
10進数 16進数 10進数 16進数 10進数 16進数 10進数 16進数 10進数 16進数 10進数 16進数
320x200 781 0x30d 782 0x30e 783 0x30f
640x400 768 0x300 801 0x321 802 0x322 803 0x323 804 0x324
640x480 769 0x301 784 0x310 785 0x311 786 0x312 809 0x329
800x500 879 0x36f 880 0x370 881 0x371 882 0x372 883 0x373
800x600 770 0x302 771 0x303 787 0x313 788 0x314 789 0x315 814 0x32e
896x672 815 0x32f 816 0x330 817 0x331 818 0x332 819 0x333
1024x640 874 0x36a 875 0x36b 876 0x36c 877 0x36d 878 0x36e
1152x720 869 0x365 870 0x366 871 0x367 872 0x368 873 0x369
1280x1024 774 0x306 775 0x307 793 0x319 794 0x31a 795 0x31b 829 0x33d
1440x900 864 0x360 865 0x361 866 0x362 867 0x363 868 0x364
1400x1050 835 0x343 837 0x345 838 0x346
1600x1200 796 0x31c 797 0x31d 798 0x31e 799 0x31f 834 0x342
1920x1200 893 0x37d