PuppyLinux 日本語化の方法
2013年6月27日木曜日
PuppyLinux 日本語化の方法
この説明は
極楽はぜさんのブログ
http://ameblo.jp/gokurakuhaze/
から引用させてもらったものです。
大変役にたったので掲載させていただきました。
puppylinux precise550JP日本語版を質素にインストールしてみました
このバージョンは、英語版であるオリジナルを日本語化するとともに、主に使いやすさを主眼とした様々な修正を加えているそうです。
これらの多くはパピーリナックス日本語化チームの成果を集成したものですので、関係者の皆さんに感謝しつつ新機能を試してみたいと思っています。
そこでさっそくですが、インストールしてみましたので簡単にメモとして残します。
しかし、これは残念ながらPAE版ですので、オールドPCにはインストールできないものがあります。5.5JPと5.6JPの関係がややこしいですね。
本家の情報によりますと、バリーさんは「私は真剣にwary/racyの引退を考えています。理由は、preciseは実際に古いハードウェア上のwary/racyより良好に動作します。 唯一の欠点は、SeaMonkeyのサイズです。」と自身のブログ書いています。
これに対して賛否両論の意見が寄せられていますが、結構古いPCを使っている方が多いですね。オールドPCの活躍の場がだんだん少なくなっていくようですので、preciseやwheezyを大事にしていきたいものです。
関係ファイルはシノバーさんのサイトで公開されています。
ISOイメージファイル等は、ここにあります。
ドキュメントは、ここにあります。
インストール方法等は省略させていただきます。
最近では珍しいことですが、起動時に真っ黒画面になるブラックデスクトップが発生しました。バリーさんは対策を施したと言っていたような気がしましたが。解決方法はここにあります。数値を1600から5600へ変更しています。
またまた、飽きずにベンチマークテストを実施してみましたが、最近のバージョンは安定して好成績を出していますので、安心して使用できます。
無線LAN対応状況についてですが、相変わらず近所のパソコンショップで販売されているralink社のチップを使用した内蔵ドライバのものを取り上げます。
今回も、価格.comの売上ランキングの上位10に登場するものについて、挿すだけ対応を調べてみました。結果は前回より若干悪くなっています。
理由は、新しい無線LAN規格「IEEE802.11ac」対応機器が増えてきているからです。
これらに採用されているチップは、Realtek RTL-8812AUで、当然といえば御幣がありますが、対応モジュールは最近のカーネルにはまだ実装されていません。結構高い値段がついていますね。10倍の開きがあります。
例によって、rt2800usbモジュールの公表されているカーネルドライバ情報を調べますと、挿すだけで使用できそうなアダプタは以下のとおりです。カーネル3.0以降での変更はありませんでした。
こ れが対応するカーネルは 2.6.38–2.6.39、3.0–3.9 となっており、簡単設定法が使えるようです。もしも、旧カーネルバージョンのpup4X、wary5X等で苦戦しているようであれば、新カーネル採用のも のに乗り換えた方が簡単に設定できる可能性があります。特に、旧rt2800のみ搭載のwary5.1.1は簡単設定法は使えず、新規作成でしか対応でき ませんので要注意です。
毎回同じですが、0411 015D WLI-UC-GN以外は持っていないので確認していません。すべてネット情報からですので目安程度に参考にしてください。
#BUFFALO
0411 00E8 WLI-UC-G300N
0411 012E WLI-UC-AG300N
0411 0148 WLI-UC-G300HP
0411 0150 WLP-UC-AG300
0411 0158 WLI-UC-GNHP
0411 015D WLI-UC-GN
0411 016F WLI-UC-G301N
0411 01A2 WLI-UC-GNM
0411 01EE WLI-UC-GNM2
#I-O Data
04bb 944 WHG-AGDN/US
04bb 945 WN-GDN/US3
04bb 947 WN-G150U
04bb 948 WN-G300U
#Logitec
0789 0162 LAN-WN22/U2
0789 0163 LAN-WN12/U2
0789 0164 LAN-W150/U2M
0789 0166 LAN-W300N/U2
0789 0168 LAN-W150N/U2
#Corega
07AA 002F CG-WLUSB2GNL
07AA 003C CG-WLUSB2GNL
07AA 003F CG-WLUSB300AGN
07AA 0041 CG-WLUSB300GNS
07AA 0042 CG-WLUSB300GNM
#PLANEX
2019 AB24 GW-US300MiniS
2019 AB25 GW-USMini2N
2019 ED06 GW-US300MiniW
その他の「バージョン別アダプタ対応表」は、ここにあります。
今回は、 手持ちの古い2019 ED14 GW-USMicroNを使用しましたので、ドライバの簡単設定法で対応しました。詳細はこちらにあります。
やることは二つだけです。
1.設定ファイルを作成、modprobe.dフォルダへコピー
2.必要なファームウエアをfirmwareフォルダへコピー
最初にやることは、下記のコマンドラインをleafpad等のテキストエディタへコピーし、適当な名前を付け、GW-USMicroN用のモジュール設定ファイルを作成します。
名前例 gw-usmicron.conf
----------------------------------------------------------------------------
install rt2800usb /sbin/modprobe --ignore-install rt2800usb; /bin/echo "2019 ed14" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id
----------------------------------------------------------------------------
できた設定ファイルを、etc/modprobe.dディレクトリへコピーします。
次にやることは、旧カーネルでは自動ロードされたファームウエアが、最新カーネルではなぜか自動ロードされませんので、手動でコピーします。
使用可能なファームウエアは、/lib/modules/all-firmware/にあります。
今回使用したRalink社関連のファームウエアはrt2x00ですので、中身をすべて/lib/firmware/へコピーします。
最後は通常の無線LANの設定になります。
rt2800usbモジュールの読み込み、wlan0の読み込み、WPA暗号化のサポート、パスフレーズの設定と進めば完了です。
その際、アダプタの抜き差しでLEDランプを点灯状態にしておくことが重要です。
ハードウエア情報でアダプタとドライバを確認すると以下のようになっています。
追記
日本語フォーラムに、486HAさん作成のPrecise Puppy 5.6.1を日本語化したものがアップされています。起動時にLocaleをjaにすることで日本語版になるそうです。もちろん、no-PAE版ですのでオールドPCもオッケーです。
この説明は
極楽はぜさんのブログ
http://ameblo.jp/gokurakuhaze/
から引用させてもらったものです。
大変役にたったので掲載させていただきました。
puppylinux precise550JP日本語版を質素にインストールしてみました
このバージョンは、英語版であるオリジナルを日本語化するとともに、主に使いやすさを主眼とした様々な修正を加えているそうです。
これらの多くはパピーリナックス日本語化チームの成果を集成したものですので、関係者の皆さんに感謝しつつ新機能を試してみたいと思っています。
そこでさっそくですが、インストールしてみましたので簡単にメモとして残します。
しかし、これは残念ながらPAE版ですので、オールドPCにはインストールできないものがあります。5.5JPと5.6JPの関係がややこしいですね。
本家の情報によりますと、バリーさんは「私は真剣にwary/racyの引退を考えています。理由は、preciseは実際に古いハードウェア上のwary/racyより良好に動作します。 唯一の欠点は、SeaMonkeyのサイズです。」と自身のブログ書いています。
これに対して賛否両論の意見が寄せられていますが、結構古いPCを使っている方が多いですね。オールドPCの活躍の場がだんだん少なくなっていくようですので、preciseやwheezyを大事にしていきたいものです。
関係ファイルはシノバーさんのサイトで公開されています。
ISOイメージファイル等は、ここにあります。
ドキュメントは、ここにあります。
インストール方法等は省略させていただきます。
最近では珍しいことですが、起動時に真っ黒画面になるブラックデスクトップが発生しました。バリーさんは対策を施したと言っていたような気がしましたが。解決方法はここにあります。数値を1600から5600へ変更しています。
またまた、飽きずにベンチマークテストを実施してみましたが、最近のバージョンは安定して好成績を出していますので、安心して使用できます。
無線LAN対応状況についてですが、相変わらず近所のパソコンショップで販売されているralink社のチップを使用した内蔵ドライバのものを取り上げます。
今回も、価格.comの売上ランキングの上位10に登場するものについて、挿すだけ対応を調べてみました。結果は前回より若干悪くなっています。
理由は、新しい無線LAN規格「IEEE802.11ac」対応機器が増えてきているからです。
これらに採用されているチップは、Realtek RTL-8812AUで、当然といえば御幣がありますが、対応モジュールは最近のカーネルにはまだ実装されていません。結構高い値段がついていますね。10倍の開きがあります。
例によって、rt2800usbモジュールの公表されているカーネルドライバ情報を調べますと、挿すだけで使用できそうなアダプタは以下のとおりです。カーネル3.0以降での変更はありませんでした。
こ れが対応するカーネルは 2.6.38–2.6.39、3.0–3.9 となっており、簡単設定法が使えるようです。もしも、旧カーネルバージョンのpup4X、wary5X等で苦戦しているようであれば、新カーネル採用のも のに乗り換えた方が簡単に設定できる可能性があります。特に、旧rt2800のみ搭載のwary5.1.1は簡単設定法は使えず、新規作成でしか対応でき ませんので要注意です。
毎回同じですが、0411 015D WLI-UC-GN以外は持っていないので確認していません。すべてネット情報からですので目安程度に参考にしてください。
#BUFFALO
0411 00E8 WLI-UC-G300N
0411 012E WLI-UC-AG300N
0411 0148 WLI-UC-G300HP
0411 0150 WLP-UC-AG300
0411 0158 WLI-UC-GNHP
0411 015D WLI-UC-GN
0411 016F WLI-UC-G301N
0411 01A2 WLI-UC-GNM
0411 01EE WLI-UC-GNM2
#I-O Data
04bb 944 WHG-AGDN/US
04bb 945 WN-GDN/US3
04bb 947 WN-G150U
04bb 948 WN-G300U
#Logitec
0789 0162 LAN-WN22/U2
0789 0163 LAN-WN12/U2
0789 0164 LAN-W150/U2M
0789 0166 LAN-W300N/U2
0789 0168 LAN-W150N/U2
#Corega
07AA 002F CG-WLUSB2GNL
07AA 003C CG-WLUSB2GNL
07AA 003F CG-WLUSB300AGN
07AA 0041 CG-WLUSB300GNS
07AA 0042 CG-WLUSB300GNM
#PLANEX
2019 AB24 GW-US300MiniS
2019 AB25 GW-USMini2N
2019 ED06 GW-US300MiniW
その他の「バージョン別アダプタ対応表」は、ここにあります。
今回は、 手持ちの古い2019 ED14 GW-USMicroNを使用しましたので、ドライバの簡単設定法で対応しました。詳細はこちらにあります。
やることは二つだけです。
1.設定ファイルを作成、modprobe.dフォルダへコピー
2.必要なファームウエアをfirmwareフォルダへコピー
最初にやることは、下記のコマンドラインをleafpad等のテキストエディタへコピーし、適当な名前を付け、GW-USMicroN用のモジュール設定ファイルを作成します。
名前例 gw-usmicron.conf
----------------------------------------------------------------------------
install rt2800usb /sbin/modprobe --ignore-install rt2800usb; /bin/echo "2019 ed14" > /sys/bus/usb/drivers/rt2800usb/new_id
----------------------------------------------------------------------------
できた設定ファイルを、etc/modprobe.dディレクトリへコピーします。
次にやることは、旧カーネルでは自動ロードされたファームウエアが、最新カーネルではなぜか自動ロードされませんので、手動でコピーします。
使用可能なファームウエアは、/lib/modules/all-firmware/にあります。
今回使用したRalink社関連のファームウエアはrt2x00ですので、中身をすべて/lib/firmware/へコピーします。
最後は通常の無線LANの設定になります。
rt2800usbモジュールの読み込み、wlan0の読み込み、WPA暗号化のサポート、パスフレーズの設定と進めば完了です。
その際、アダプタの抜き差しでLEDランプを点灯状態にしておくことが重要です。
ハードウエア情報でアダプタとドライバを確認すると以下のようになっています。
アダプタは、2019 ED14 GW-USMicroN 、ドライバはrt2800usb が認識されています。
簡単ですが、以上です。
簡単ですが、以上です。
追記
日本語フォーラムに、486HAさん作成のPrecise Puppy 5.6.1を日本語化したものがアップされています。起動時にLocaleをjaにすることで日本語版になるそうです。もちろん、no-PAE版ですのでオールドPCもオッケーです。