正確な台風情報 復活台風となった12号
2015年7月21日火曜日
復活台風となった12号
熱帯低気圧などにランクダウンしたあと再び台風となる「復活台風」は、数年に一度あるようです。昨年も台風7号がいったん熱帯低気圧になったあと、台風に復活して日本に近づきました。
「台風」と「熱帯低気圧」は同じもので、中心付近の最大風速が17.2メートル以上の強さのものが「台風」となります。
今回の台風12号は、「復活」の他にも少し変わった経歴をもっています。
発生はハワイ諸島の南西で、そのまま発達すればハリケーンになるところでした。ところが、西へ進み続けた結果、「台風」として扱われる東経180度以西に入ってきたのです。
北太平洋で発達した熱帯低気圧は、東経180度より西が「台風」、東が「ハリケーン」と国際的に決められています。
台風が発生すると、いつもアメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)が発表する台風情報を利用します。この台風情報は、本来は米国の政府機関による利用を意図した情報ではあ
りますが、一般の人々もアクセスすることができます。通常は6時間おきに情報を発表します。なお、このサイトの台風情報の見方ですが、時刻表記が協定世界時(文中表記はUTCではなくZ)となっている点に注意する必要があります。日本時間に直すには時差の9時間を加える必要があります。
これによると、また日本列島に影響が出そうですね。
(オルダス・ハックスリー イギリスの小説家)