僕は、ほとんどの文書作成を無料のオフィスアプリケーションのLibreOfficeで行っています。LibreOfficeで困ったことはありません。高価なWindows10やMS Officeを購入する人の気持ちがわかりません。印刷用の資料をファイルで渡すだけならPDFに変換すれば良いですが、ワードしか使わない人との共同作業があった場合、ワードでどのように見えるか確認したいことがあります。その際にWindowsを立ち上げて、MS Officeを起動してとうことはしたくありませんし、時間の無駄です。そこでPuppyLinuxにMS WINDOWSのエミュレータのWineを導入し、その上にMS Word Viewerをインストールしてみました。もちろん、MS Word Viewerも無料でダウンロードできます。

1 下の図はLibreOfficeの文書をワードでどうのように見えるか確認したものです。結論から言えば、この程度の文書であれば、LibreOfficeでもMS Wordでもほとんど同じ見え方であることがわかります。
 しかし、落ち着いて考えたならば、MS Officeでなく、すべてのひとがLibreOfficeを使用するようになれば、このような面倒くさいことはしなくても良いはずです。どうして徳島県などのように無料のLibreOficeを標準で使うようにしないのでしょうか。そうすれば経費が節約できると思うのですが。

a LibreOffice上の文書

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b MS Word Viewer で確認したもの

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2 それでは、まずWindowsのアプリケーションを動作させるために、PuppyLinux上にwineをインストールします。ここではwineのポータブル版の wine-portable-1.7.18-1-p4.tar.gz をインストールします。インストールは簡単で wine-portable-1.7.18-1-p4.tar.gz をクリックするだけです。

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3 クリックすると下の図のようになります。「OK」をクリックします。

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4 次にWineの設定が現れるのでそのまま「OK」をクリックすると、Wineのインストールは終了です。

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4 うえの作業で作成されたWneの本体である歯車で表示されたフォルダwine-portable-1.7.18-1-p4を /opt に移動しました。その後、右クリックして、「Portable Wine をパピーメニューに登録」しました。こうすることで、WIndowsの実行ファイルをクリックすれば、そのままWineが立ち上がるようになるようです。

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5 続いてMS Word Viewerをダウンロードします。

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6 wordview_ja-jp をクリックすると MS Word Vierwer のインストールがはじまります。

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7 後は「次へ」をクリックするしていくとインストールが終了します。

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8 これだと起動しずらいので、デスクトップ上にMS Word Viewerのショートカットを作成しました。MS Word Viewerの実体はdrive_cの中のProgram FilesのMS OFFICEのフォルダの中にあrので探して、デスクトップにドラッグドロップするとショートカットができます。

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以上でMS Office Viewer のインストールは終了ですが、徳島県庁がOpenOffice.orgからLibreOfficeに移行へ のような取り組みができないものでしょうか。