仕事に役立つ SuperUltra USB の作成方法
2014年4月12日土曜日
1 まずUSBメモリですが、僕は常時ノートコンピュータにつけっぱなしにするので、小さなUSBメモリを選びました。32GBで1,700円くらいで手に入れることができました。
2 インストール用に用意したCDはPuppyLinux571JP KonaLinux2.3lite linuxBean12.04の2014年3月25日にリリースされたものです。
3 まず、それぞれの軽量Linuxをインストールするために、パーティションを分割します。僕はまず最初にCDからlinuxBeanを起動して、プリインストールされているGPartedを使いました。GPartedであればどのLinuxを起動してもいいと思います。もちろんUSBメモリは装着しておいてください。
4 まず、メニューから「パーティション」を選択して、「削除」で対象のUSBメモリの中身を削除します。このときに、対象がUSBメモリかどうか必ず確認してください。次に、「新規」を選択して、先頭に第一パーティションを(データ保存用・MS WINDOWS ポータブルアプリケーション用)NTFSで作成します。MS WINDOWS からこのNTFS領域をアクセスするには必ずUSBメモリの先頭にこの領域がないといけないので注意してください。
5 次に、「パーティション」から「新規」を選択して、僕は、下の図のように4GBをUSBメモリの先頭から確保しました。
6 次に第2パーティションをSwap領域として作成します。ここでは、1GBをSwap領域として作成しました。Swap領域はコンピュータに搭載されているメモリと同等か2倍といわれているので、僕は、1GBを確保しました。ここで重要なのはSwap領域を必ず作成しないといけないということです。最近のLinuxなら無くても起動はできますが、あとでインストールするKonaLinuxはSwap領域がないと、インストールすることすらできません。
7 第3パーティションは3つのLinux用に拡張パーティションとしました。ここで拡張パーティションを作った理由は、基本パーティションは4つまでしか作れないからです。データ領域・Swap領域で既に2つ、後にメインOSとなるPuppyをインストールすると、残りは1つしかありません。Puppy以外に2つ以上Linuxをインストールするならば論理パーティションにする必要があります。
※基本パーティションにしかインストールできないLinuxもあるようですが、PuppyLinux、KonaLinux、linuxBeanはOKでした。残りのすべての領域を「拡張パーティション」として確保します。
8 次に6GBをPuppyLinuxをインストールする領域として「論理パーティション」で確保しました。
9 同様にして、KonaLinuxのインストール領域として7GB、残りすべてをlinuxBeanの領域として確保しました。全体としては次の図のようになりました。
10 次に、メニューの「編集」から「編集中のすべての操作を適用する」を選択して、今までの領域をUSBメモリに書き込みます。もう一度対象がUSBメモリであることを確認しましょう。
11 しばらくすると、「すべての操作が無事完了しました」というメッセージが現れます。やっと、3つのLinuxをインストールし、MS WINDOWSとのやりとりをできるUSBメモリのした準備が整いました。
12 最初に、現在CDで起動しているlinuxBeanをインストールします。その後にKonaLinux、最後にPuppyLinuxをインストールしました。まず、コンピュータをlinuxBeanのライブCD再起動し、「linuxBean12.04のインストール」をクリックします。
linuxBeanをインストールする領域は下の図では /dev/sdb7 になります。
13 後は画面の指示どおりに答えていけば、linuxBeanのインストールは完了します。ここではインストールの説明は省略しますが、このブログでもインストールの仕方については解説しているので、ぜひ参考にしてください。
以下省略します。
15 「Yes」を選択します。
16 「locales の設定をしています」ではデフォルトの「ja_JP UTF-8 UTF-8」でそのまま「進む」をクリックします。
17 「console-data を設定」の画面でそのまま「進む」をクリックします。
18 そのまま、「進む」をクリックします。
19 「標準105(国際)PC」を選択して、「進む」をクリックします。
20 「日本語」を選択して、「進む」をクリックします。
21 デフォルトのままでそのまま「進む」をクリックします。
22 Gpartedの画面が現れたら、右上の「X」をクリックして、Gpartedを終了させてください。すでに、KonaLinuxをインストールするためのパーティションは作成済みだからです。「OK」をクリックします。
23 どのドライブにインストールするか聞いてくるので、sdbを選択します。
24 KonaLinuxのために確保した /dev/sdb6 を選択します。
26 「OK」をクリックします。
27 ext4を選択して、「OK」をクリックします。
28 「root」を選択して「OK」をクリックします。
29 ブートローダーをどこにインストールするか聞いてくるのでUSBメモリのsdbを選択して「OK」をクリックします。
30 local time をセットするかどうか聞かれるので「YES」を選択して、
Asia/Tokyo を選んで「OK]をクリックします。
31 続いて、「YES]をクリックして、インストールが終了するのを待ちます。
32 最後にPuppyLinuxをインストールします。PuppyLinuxのライブCDを起動し、メニューの「セットアップ」「Puppyをインストール」を選択します。
33 続いて「Frugalインストーラを実行(推奨)」を選択します。
34 「どこにPrecise Puppy を インストールしますか ?」と聞かれるので、sdb5を選びます。これは領域を確保したときにPuppyLinuxの領域がsdb5となっていたからです。領域を確保したときにメモをとっておくと良いかもしれません。
35 「追加SFSもコピーする」にチェックがあることを確認して「OK」をクリックします。
36 しばらくすると、「無事インストールされました」のメッセージとともに、「ブートローダをインストールします」と出てきますので、当然「Grub4DosConfig」をクリックしてインストールします。インストールしないと、コンピュータを起動したときに、PuppyLinux、KonaLinux、linuxBeanのどのOSを起動するか選択できません。
37 「どこにGrub4Dosをインストールしますか?」と聞いてくるので、必ずUSBメモリを選ぶようにしてください。そうでないとUSBメモリを他のコンピュータに装着して仕事をするときに起動できなくなってしまいます。「OK」をクリックします。
38 起動メニューのタイトルは、自分の好きなように編集できます。
39 「OK」をクリックします。
40 次のような画面が現れます。僕はそのまま「OK」をクリックしましたが、puppysaveのファイルのお大きさを512MBより大きくした方が良いかもしれません。後でも変更できます。
41 続いて、下のような確認画面が現れます。僕は「シャットダウン時に・・・」のチェックは外しました。USBメモリで起動するので必要ないと思います。「OK」をクリックして再起動すると。3つのOSを選択できるようになっている思います。お疲れ様でした。