DebianDog、slacko、android-x86 トリプルブート完成後 その1 DebianDogにwineをインストール Kindleで書籍読み放題!
2016年3月3日木曜日
DebianDog、slacko、android-x86 トリプルブート完成後 その1 DebianDogにwineをインストール Kindleで書籍読み放題!
おはようございます。6:10分です。今朝は寒くて、車のフロントガラスが凍っていました。
DebianDog、slacko、android-x86 トリプルブートのUSBメモリーがことのほか仕事に役立っているので、その作成方法を詳しくメモに残しておきたいと思います。
今回はPuppyLinux slackoをインストールして、DebianDogとのデュアルブート環境を構築していきます。
これが完成すれば、androidで動作するアプリケーション、debianで動作するアプリケーション、SlackwareやPuppyLinuxで動作するアプリケーションをUSBメモリー一本で使い分けることができるので便利ですよ。
トリプルブートUSBメモリー作成の工程一覧
1 USBメモリーのパーティション分割
2 3つのOSのISOファイルのダウンロード
3 ISOファイルからライブCD(インストールCD)の作成
4 いよいよインストール
a DebiandDogのインストールと起動の確認
b Slackoのインストールと起動の確認
c android-x86のインストールと起動の確認
5 Slackoでブートメニューを作成
6 DebianDogのカスタマイズ
a 一般ユーザーの追加
b flash playerのインストールとバージョンの確認
c LibreOfficeで仕事の環境を整える
d MS WINDOWSのアプリケーションを動作させる Wineのインストール
e Adobe Airのインストール
d 「縮小専用」のインストール
e 「TeraPad」のインストール
8 Wineの日本語入力の設定
* PuppyLinuxのWineの設定との比較
以上のように勧めていきたいと思います。
1 今日は、32MBのUSBメモリーのパーティション分割を行います。
OSは何でもいいのでメニューからGpartedを起動して、以下のようにパーティションを分割しました。
ntfs領域にはandroid-x86をインストールします。またMS WINDOWSとデータのやり取りをする領域です。
最初のext4の領域にはDebianDogをインストールします。
次のext4の領域にはSlackoをインストールする計画です。
2 次に、必要なISOファイルをダウンロードします。
まず、Debiandogをダウンロードします。
DebianDog-Jessie-jwm_icewm-2915-09-02-PAE-jp.iso 2016-02-15 11:34 446M
さらに、Slacko androidーx86 をダウンロードします。
slacko-6.3.0.iso 2015-Nov-16 07:37:49 208M
続いて、android-x86をダウンロードします。
android-x86-4.4-r5.iso (日付: 2016-02-06, サイズ: 451.6 MB)
これらの3つのISOファイルから、ライブCD(インストールCD)を作成してください。作成方法はどのOSでも良いのでISOイメージを焼きつけられるmこのなら何でもかまいません。下の図はPuppyLinuxのPburnの例です。
4 いよいよインストールを行います。
まず、DebianDogのインストールCDをセットして起動します。
1 メニューから、システム>DebianDogFrugal インストールを選択しました。以前、僕はフルインストールの方を選んでいましたが、PuppyLinuxはFrugalインストールの方が良いとの記事を読んで、その時からFrugalインストールをするようになりました。
2 どのパーティションにインストールするか、ソースファイルはどこにあるか聞いてきます。下野津では、パーティションはうSBメモリーのsdb3、DebianDogのフォルダーはCD−ROMである/mnt/sr0/liveを選びました。もちろんダウンロードしたisoファイルでもインストールできます。どちらでも好きな方を選べば良いと思います。
3 ブートローダーをどこにインストールするか聞いてきます。DebianDogをインストールしているUSBメモリーのsdbを選びました。「OK」をクリックします。
4 インストールがはじまりました。
5 インストールが終了しました。これで、インストールしているCD−ROMを終了して、USBメモリーから起動すると DebianDogが立ち上がるはずです。
以上で、DebianDogのインストールは終了です。次はPuppyLinuxのSlackoをインストールし、デュアルブートの設定をします。その後、androidーx86をインストールしてトリプルブートUSBメモリーを作成します。
いよいよ、slackoのインストールインストールです。
まず、slackoのライブCDを起動します。今回は、ライブCDを利用してのインストールではなく、簡易インストールを行います。
1 ライブCDを作成するときに利用したslacko-6.3.0.isoをクリックすると、ISOの内容が下記のように見えます。
CDのアイコンをクリックします。
2 現れたすべてのファイルをUSBメモリー適当なフォルダを作成してコピーします。僕はsdb4にコピーしました。
3 メニュー>セットアップ>Grub4Dos ブートローダーの設定 を選びます。
4 下の図のように、USBメモリーにインストールされているOSを認識してくれます。残念なことにDebianDogは認識してくれません。
5 OKを押して、とりあえず認識されているOSのブートローダーを設定します。
5 次に、手動でDebianDogを起動できるようにします。menu.lstを編集します。
6 DebianDogの起動が記述されているmenu.lstがあるはずですので開きます。
7 Debiandogの起動にはたくさんの種類がありますが、起動後の変更を保存するものを選んで、作成したブートローダーのmenu.lstにコピーして保存します。
これで、再起動するとDebianDogを含めた起動リストが現れて選択できるようになり、デュアルブート環境が構築されました。次回はandroid-x86をインストールしてトリプル環境を構築します。
せっかく、DebianDogとslakoのデュアルブート環境を構築したので、続いて、slackoの日本語化を行います。
1 まず、lang_pack_ja-2.0.sfsをダウンロードして、slackoをコピーしたフォルダに保存します。
2 メニュー>セットアップ>SFS-Laod on-the-flyを起動します。
3 lang_pack_ja-2.0.sfsをロードします。
4 日本語環境の設定を行います。
5 メッセージのとおりにXサーバーを再起動すると、日本語表示、日本語入力ができるようになっています。
さて、いよいよ3つめのandroid-x86のインストール行います。
1 android-x86-4.4-r5のライブCD(インストールCD)を起動します。
2 下の図の「instllation」を選択します。
3 android-x86のために作成したパーティションsdb1を選択しました。
4 フォーマットするかどうか聞いてきます。あらかじめ「ntfs」でフォーマットしていますが、もう一度「ntfs」でフォーマットしました。おそらk必要はないと思います。
5 フォーマットをするかどうかの確認です。「Yes」を選択します。
6 ブートローダーをインストールするかどうか聞いてきます。ここはインストールするを選択しました。
7 Windowsを見つけたのでブートローダーから起動できるようにしますか?との質問です。「Yes」を選択しました。
8 GRUB2をインストールするかどうかです。「Skip」しました。
9 /systemディレクトリを読み書きできるようにするか?です。下の図では「Yes」を選んでいますが、僕にはあまり必要ないので「No」を選択しました。
10 android-x86のインストールが始まりました。
11 Disk Imageを作成するかどうかです。ここは必ず「Yes」を選択してください。圧倒的に速くなります。以前は2GBの制限がありましたか、今回のバージョンになって制限がなくなっています。
12 いよいよインストールも最終段階です。
13 android-x86のインストールが終了しました。ライブCD(インストールCD)を取り出してUSBメモリーから起動します。
14 androidが起動しています。
15 最初の設定です。「日本語」を選択しました。
16 無線LANの設定をします。
17 グーグルアカウントの設定です。
18 ログイン情報を設定します。
19 利用規約に同意します。
20 グーグルサービスの確認です。
21 「お支払い情報」の設定ですが、有料のアプリケーションをインストールすることなど僕には考えられないので「スキップ」しました。
以上でインストールは完了しました。 再起動すると。androidが起動します。
さて、android-x86のインストール、起動に成功したものの、このままでは、android-x86しかブートメニューに現れません。そこで今回はトリプルブートのためのブートローダーの設定を行います。
1 もう一度、slackoのライブCD(インストールCD)から起動して、ブートローダーを設定します。
もちろん、DebianDogやandroid-x86は検索されません。
2 ここで、menu.lstを編集します。androidのフォルダのgrubの中に、android-x86を起動するための記述があるので、slackoが作成したmenu.lstに追加します。同じ、menu.lstなので編集の時、間違わないようにしてください。また、DebianDogをインストールしたパーティションにもDebianDogを起動させるために記述がmenu.lstに記述されていますので、同じように追加します。実際に編集したmenu.lstは下の図のようになります。
実際に追加したものです。
title Debian-PorteusDog - changes to /live/ systemd
uuid 2c86d9b9-72db-4b2a-af38-885eec94a709
kernel /live/vmlinuz1 from=/ noauto changes=/live/ init=/bin/systemd
initrd /live/initrd1.xz
title Android-x86 4.4-r5
uuid 6EC230135B4F32A4
kernel /android-4.4-r5/kernel quiet root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-4.4-r5 initrd /android-4.4-r5/initrd.img
ここで、uuidの項目が元の記述にはなかったと思います。これは、デバイスを指定するためのものです。DebianDogは、僕の場合、sdb3にインストールしたので、端末から、sudo blkid /dev/sda1 とするとuuidがわかるので、それもmenu.lstに追加してください。そうしないと、ブートローダーはOSの場所がわからなくなり、起動できません。
もちろん、PuppyLinuxの場合はもともと「root」でログインしているので、sudoはいりません。
これで、やっと「DebianDog、slacko、android-x86 トリプルブート」ができるようになりました。
次はいよいよ実用化です。まず、DebianDogにWineをインストールして、「Kindle」で書籍を読むことのできる環境を整えます。
ターミナルを起動して、
$ sudo apt-get install wine
と最初の頃にやったのを覚えています。しかし、インストールしたwineのバージョンを確かめようと、
$ wine --version
とすると
wine-1.4
などと出て、あまりの古さに愕然とします。
確かに、Debian GNU/Linuxのパッケージには古いものが多いと来ています。しれは、安定性を重視しているので仕方のないことですが、Wineは最新ほど動かせるWindowsアプリケーションが多いとので最新版の1.9にしてみました。
1 まず、ターミナルを起動します。
$ sudo dpkg --add-architecture i386
2 続いて、
$ wget https://dl.winehq.org/wine-builds/Release.key
3 ReLease.key を取得します。
$ sudo apt-key add Release.key
4 次に
$ sudo geany /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
□ ここからwinehq.listに書く内容(実はファイル名は.listであれば何でも良いし、/etc/apt/sources.listの末尾に追記しても良い。jessie,と書いてある部分は人によりwheezy, jessie, stretch, sidの場合があります) DebianDogはjessieなので下記のようにしました。
deb https://dl.winehq.org/wine-builds/debian/ jessie main
5 書き終わったら、次のようにします。
$ sudo apt-get update
もし、E: メソッドドライバ /usr/lib/apt/methods/https が見つかりません。と表示されたら、(DebianDogの場合表示されました。) 6 つぎのようにして apt-transport-https をインストールします。
$ sudo apt-get install apt-transport-https
7 また、既に古いwineをインストールしてしまっているときは、はそれを削除しなければならなりません。そのために
$ sudo apt-get remove --purge
$ sudo apt-get autoremove
8 これでやっと最新版のWineをインストールする準備ができました。
$ sudo apt-get install winehq-devel
これで、インストール完了です。
9 バージョンを確かめるために
$ wine --version
とすると、
wine-1.9
と表示されました。
WindowsアプリケーションをWineから開くと初回起動時の色々をやってくれるはずです。このとき、必要なMonoなどもインストールできます。以下は僕が最新版のWineをインストールするのに僕が行ったターミナルのスクリーンショットです
これまでの方法は、プロキシーのない環境での説明ですが、もしプロキシー環境でインストールするときは、aptやwgetにプロキシーの設定を行わなければなりません。
いよいよ「Kindle」のインストールです。
先ほど、DebianDogに最新版のWineをインストールしました。この目的は気に入ったMS WINDOWSのアプリケーションをDebianDogで動作させることですが、その中でも、KindleとAdobe Airを動作させるのが一番やりたいことです。今日はまずKindkeを動作させました。
1 まず、amazonからKindke For PCをダウンロードします。もちろん Windows版のものです。
2 ダウンロードした「KindleForPC-installer-1.14.43029.exe」をクリックします。
3 インストールが終わったら、アマゾンにログインします。
4 僕の蔵書です。ほとんど無料の本です。
5 少し、本を開いてみます。縦書の本もしっかり表示できます。
6 いつも使いそうなので、デスクトップにショートカットを作成しました。
□ 自家製ヨーグルトで健康生活
やっぱり健康が一番 ブログも健康でなければ書けません。この「ヨーグルティア」があれば、健康に良いと言われている高級なヨーグルトを牛乳だけでいくらでも増やせます。
□ フラッシュメモリは安価な並行輸入版
フラッシュメモリは安価な並行輸入版で十分ではないでしょうか?品質は全く同じです。僕は安いフラッシュメモリを買って、LinuxなどのOSをインストールして楽しんでます。
□ 新しいレッツノートがほしい!
あこがれのレッツノート。バッテリーでの長時間の駆動といい、軽量ながらも堅牢さを追求したデザインといい、素晴らしいパソコンに間違いありません。
□ Dellのコンピュータもいいよ!
デルはコストパフォーマンスに優れたメーカーです。他社のPCよりも10%程度は安い場合が多いです。だからといって性能が後っているわけではないです。デルのPCの世界シェアは、現在はNo.3ですが、以前はNo.1でした。
最初にパソコンを購入するときは家電の店員さんに勧められるがまま、富士通やNECを購入する人が多いです。でも2台目からはDELLなどのコストパフォーマンスに優れたパソコンを購入する人が多いことをみると良いコンピュータであることは間違いないです。
○僕のブログ紹介
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