wineを最新バージョンにする方法

まず、wineのバージョンを最新のももにする方法をもう一度まとめておきます。詳しい説明はこのブログのhttp://no-windows.blog.jp/search?q=wine1.7に書いています。

1 Ubuntu ソフトウェアセンターから「wine」で検索して以下のインストールボタンをクリックしてください。Wineがインストールされます。旧バージョンのWINEをインストールしていればこの作業は必要ありません。

2 次に、このインストールされたwineはバージョンが旧バージョンのことがあるのでwineのバージョンを確認しておきましょう。ここからは「端末」というアプリでの作業になります。

3 「terminal」か「端末」と書かれているものを起動します。wineのバージョンを確認するにはwine --versionとタイプします。もしこの時点で1.7になっていたら以下の作業は終了ですが、なっていない場合は次の作業を行ないます。

4 次に以下の命令文を一行ずつ貼り付けて実行してください。

sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-wine/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install wine

5 最初だけパスワードを聞かれますので、Ubuntuのログインパスワードを入力して下さい。

6 wine --versionとタイプしてもう一度バージョンを確かめましょう。

7 最新版にするになっていなければ、もう一度

sudo apt-get update
sudo apt-get install wine

を実行します。これでWineのインストールは完了です。
ひょっとしたら、1.7になるまで

sudo apt-get update
sudo apt-get install wine

くりかえさないといけないかもしれません。

wine --version で確認することを忘れないでくださいね。

ところが、wineを最新バージョンにしらたすべてがうまくいくかというと、そうではありませんでした。このBlogでも
かきましたが、MS Office 2010をインストールしたときにうまくいったのはwineの旧バージョンの方でした。

そこで「PlayOnLinux」を利用してwineのバージョンを複数使う方法を考えます。

wineのバージョンを複数使う方法

1 PlayOnLinuxの最新版をインストールする
端末から
wget -q "http://deb.playonlinux.com/public.gpg" -O- | sudo apt-key add -
sudo wget http://deb.playonlinux.com/playonlinux_precise.list -O /etc/apt/sources.list.d/playonlinux.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install playonlinux
を1つずつタイプします。

2 
PlayOnLinuxの起動
メニューのゲーム→PlayOnLinuxでPlayOnLinuxが起動します。
そこで、「インストール」をクリックします。
こではMS Office 2010をインストールしてみます。そのことについては、linuxBeanをインストールしてMS OFFICE 2010を正常に動作させるまでにやったことすべてを参照にしてください。

3 
日本語入力の設定

Officeの日本語設定は、ホームディレクトリの下の以下の場所にあります。

~/.PlayOnLinux/wineprefix/Office2010/user.reg

したがって、適当なエディタでこのファイルを開けます。今はLeafpadにしましょう。

leafpad ~/.PlayOnLinux/wineprefix/Office2010/user.reg

そして、このファイルの一番下に以下の記述を追加します。

[Software\\Wine\\X11 Driver]
"InputStyle"="root"

(環境によってはバックスラッシュは¥に見えると思います)

その後、その後、POLを再起動すると、ファイルの設定を読み込み直します。

これで日本語をうつと、インライン変換まではいかないのですが、日本語変換が画面の左下の方にあらわれ、確定した文字がきちんと表示されます。


3 Wineのバージョンの変更の仕方
「PlayOnLinux」を起動して、画面に従い次へ次へと進みます。
「Enjoy Using PlayOnLinux」で次へと進むと「Refreshing PlayOnLinux」となります。しばし待ちます。

終わったら、メニューバーの「ツール」-「Manage Wine versions」を選択。
Wineのバージョンをを選択してインストール。

「インストール」ボタンをクリックして、
ダイアログの左下にある「Install a non-listed program」リンクをクリック。
ウィザードが起動するので次へと進む。
「What would you like to do?」と聞かれるので、
「Install a program in a new virtual drive」を選んで、[次へ]ボタンをクリック。
「 Please type a name for 〜」で、任意の名前をつける(例:linux)。
さらに進むと、
「 What would you like to do before instllation?」と聞かれるので、
「Use another version of Wine」にチェックを付けて[次へ]ボタンをクリック。でWineのバージョンを変更して。いろいろなMS WINDOWSのアプリケーションを試すことができます。