サポート切れのWindows XPでセキュリティアップデートを受ける方法
2014年5月27日火曜日
今から紹介する情報は、Gigazineによる記事を整理したものです。
2014年4月9日をもってサポートの切れたWindows XPで無料セキュリティアップデートを受ける方法が、ITメディア「BetaNews」のWayne Williams氏によって発見されました。という書き出しで始まっています。
Williams氏が発見したのはレジストリハックを使用して、搭載されたWindows XPにセキュリティアップデートを受けさせるというものです。実は、「Windows XP Service Pack 3」に同梱されている、「Windows Embedded POSReady 2009」はWindows XPのカーネルがベースになった組み込み機器対象のOSになっています。POSReady 2009のサポートは2019年4月まで続けられるのですが、セキュリティアップデートの内容はWindows XPのモノと全く同じになっており、Williams氏はレジストリハックを利用して、Windows XPでPOSReady 2009のセキュリティアップデートを受ける方法を編み出したいうことです。
Windows XP セキュリティアップデートの方法
1 「XP.reg」という名前のテキストファイルを作成します。名前をつける際は拡張子が「.txt」ではなく「.reg」であることを要確認。「XP.reg」を作成したら右クリックから編集を選び、32ビット版XPであれば、下記のテキストをコピーして貼り付けます。これだけのようです。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\WPA\PosReady]
"Installed"=dword:00000001
2 64ビット版XPを使用している場合は、こちらのテキストをコピーして貼り付け。テキストを貼り付けたら保存して終了し、アイコンをダブルクリックするだけで完了です。これで、POSReady 2009のセキュリティアップデートをWindows XPで毎月受け取ることができるとのこと。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\WPA\PosReady]
"Installed"=dword:00000001
ITメディアの「ZDNet」はWilliams氏の編み出した方法を実際に検証したようです。その結果、見事に成功したと書かれていました。ただ、レジストリハックを使用してセキュリティアップデートを受け取る方法は、Windows XPを使い続けているユーザーにとって朗報となりそうですが、Williams氏は「Microsoftが対応して利用できなくなる可能性もあるので過度な期待は禁物です」と話しているそうです。しかし、まだまだ、実際は使用できるOSを間違った根拠で、世界の人々に放棄させる体質が問題のような気がします。イギリス、オランダがうらやましいです。