ラズパイ新製品「Raspberry Pi 2」に対応するWindows 10を無償提供

イギリスのRaspberry Pi Foundationは2月2日(現地時間)、名刺サイズのシングルコンピュータボード「Raspberry Pi」の新モデルとなる「Raspbarry Pi 2」(Model B)を発表しました。驚いたことに同時に、Raspberry Pi 2に対応したWindows 10が無償で配布されることも、同団体とMicrosoftから発表されています。 Intelなどの有名メーカーではなく、Raspberry Piのようなプログラミングの教育用として開発されたLinuxベースのコンピュータボードにWindowsが無償提供されるのは、めずらしいのではないでしょうか。
また、新モデルとなるRaspberry Pi 2は主に性能面を強化しています。プロセッサは、従来モデルがARM11/700MHz/シングルコアのBroadcom「BCM2835」を搭載していたのに対し、Cortex-A7/900MHz/クアッドコアのBroadcom「BCM2836」を搭載しています。また、メインメモリは最大512MBから1GBへ増量されていあます。しかし、まだ情報が少ないですが、Windows10が動作するか疑問が残ります。ただ、この仕様変更により性能は6倍になるとしてます。これなら軽量なLinuxであれば、サクサク動作すると思います。ただし、消費電力は約2Wから約3Wへ増加しています。

一方で、ハードウェアとソフトウェアの互換性は確保されており、LinuxカーネルはRaspberry Pi 2用のものが提供されるものの、そのほかは全て互換性があるとしている。ボード形状は従来のModel B+互換となっているようです。

インターフェイスは、コンポジットビデオ/音声出力、Ethernet、HDMI出力、USB 2.0×4、microSDカードスロット、Micro USB、GPIO×40ピンなどを備える。サイズは86×56×20mm(幅×奥行き×高さ)。

すでに国内でもアールエスコンポーネンツが販売を開始しています。価格は4,291円と、現時点では従来版の「Model B+」と比較してわずか350円程度の差となっています。

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