以前、紹介したWindows XPにセキュリティアップデートを行う方法を紹介しました。もう一度簡単に書くと、

「Windows Embedded POSReady 2009」はWindows XPのカーネルがベースになった組み込み機器対象のOSになっています。POSReady 2009のサポートは2019年4月まで続けられるのですが、セキュリティアップデートの内容はWindows XPのモノと全く同じになっており、Williams氏はレジストリハックを利用して、Windows XPでPOSReady 2009のセキュリティアップデートを受ける方法を編み出したいうことです。 具体的には簡単で、「XP.reg」という名前のテキストファイルを作成します。名前をつける際は拡張子が「.txt」ではなく「.reg」であることを確認してください。「XP.reg」を作成したら右クリックから編集を選び、32ビット版XPであれば、下記のテキストをコピーして貼り付けます。これだけのようです。

Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\WPA\PosReady] "Installed"=dword:0000000

1 作成した XP.reg をダブルクリックして、レジストリに情報を追加した後、ウィンドウズアップデートを行います。

2  この方法で、今日(2014年6月12日)にWindows アップデートを実行してみました。そうすると次のような画面が現れました。

Embedded01

3 MicroSoft Windows XP Embedded と言う表示と「優先度の高い更新プログラム」が現れて、「更新プログラムのインストール」を実行すると、「Internet Explorer 8」が更新されました。
もちろん、Microsoft社はこのような方法は認めていませんので、実行する場合は自己責任でお願いします。