Save to Directoryの意味については「極楽はぜ」さんのサイトを参考にさせてもらっています。僕には理由がよく分かっていませんが、Puppy Linuxでは、通常のOSのセットアップのフルインストールは何故か推奨されず、フルーガルという方法がベストだとされているそうです。ところがフルーガルインストールは、、pupsaveのサイズは初期設定値に一時的に固定されており、カラータイマが赤点滅したら増加してやるといった方法をとらざる得なくなっています。以前、僕はPuppy LinuxにVirtualBoxをインストールしてPuppy Linux上で別のOSを動作さそうとしていましたが、何度もpupsaveを増やすことを求められて嫌になっていました。(これはVirtualBoxの設定を変えることで対応できましたが。)そんな苦労をしなくていいのがSave to Directory方式のようです。ところが、フルインストールではこの制限はなく、HDDパーテーションの最大サイズまでファイルが使用可能となっています。フルーガルインストールとフルインストールのいいところ取りをしたのが、Save to Directory方式です。この方法はLinuxパーティションのサブディレクトリに差分を格納する方法で、512MBとかの保存ファイルサイズの大きさに関係なく、HDDのパーティション領域全部を目一杯利用できるということになります。これは、うれしい限りですね。

1 ダウンロードは Frgual / Full と第三の方式 のページから行いました。僕はhttps://docs.google.com/file/d/0BxoqlpBAJsQIQ2dHSnktZ0pPcUU/edit のSlacko 5.7_4gに内蔵したGoogle Chromeを35.0.1916.153に更新の方をインストールしました。本当は Slacko 5.9.3のほうを使用したかったのですが、なぜか起動したときにマウスだけでなくキーボードも固まってしまいました。Slacko 6.0の正式版がでたら再挑戦してみます。

2 Slacko 5.7_4gの起動画面と導入されているアプリケーションがとても気に入ったのでUSBにもインストールしてみました。本当なら16GB以上のUSBメモリを購入したいところですが、いつも700円くらいで販売されている8GBのUSBメモリを購入します。

700円前後で購入したUSBメモリ

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Slacko 5.7_4gの起動画面です。すっきりしていて好感がもてます。最初から日本語化されていて日本語入力もきちんとできます。

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3 デフォルトのブラウザはGoogle Chrome 35.0.1916.153です。

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4 USBメモリのパーティションの構造です

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僕は、USBメモリを徹底的に活用するので、必ず2つ以上の領域に分けます。8GBメモリの場合はひとつをntfsで確保し、もうひとつをext4で確保します。そしてntfsのほうには安定して使用できるPuppy Linux precise571JP
をフルーガルインストールインストールし、さらにMS WINDOWSで動作するポータブルアプリケーションもインストールしています。こうしておくと、ひとつのUSBメモリをもっているだけで、MS WINDOWS とのデータのやり取りやWindowsアプリケーションの起動、BIOSが変更できる外出先のコンピュータであれば、使い慣れているPuppy Linux を起動して仕事ができます。USBメモリの先頭にntfs領域を確保しておくと、MS WINDOWSからもその領域にアクセスできるので便利ですよ