wattOS R8 をインストールして日本語化しました。wattOS R8 は公開から5年、Ubuntu ベースLinux ディストリビューションとして公開され続けていましたが、2014年5月、Debian ベースに生まれ変わって登場しました。軽量仕様で採用が多い LXDE、古くからの安定度を持つ MATE(GNOME 2 を Linux Mint が派生化)、更に軽量化した Microwatt(R8 は Openbox+tint2)が選択できます。僕はLXDEをUSBメモリにインストールしてみました。

1 まず、http://www.planetwatt.com/pages/downloads から、wattOS-LXDE - R8 -32 bit をダウンロードしました。

2 ダウンロードしたisoファイルでインストールCDを作成します。作成の方法はこのブログでも紹介しているので、検索してみてください。インターネット上でもたくさん情報があると思います。

3 CDから起動して、Liveを選択します。

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4 あらかじめUSBメモリでパーティションを作成しておきました。僕はUSBメモリにLinuxをインストールするときは、USBメモリの先頭にMS WINDOWS からもアクセス可能な領域ntfsシステムを作成します。ここに作成したファイルなどを保存しておくと、MS WINDOWSとのファイルのやりとりが可能となります。wattOSは下の図で /dev/sb2 にインストールすることにします。

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5 いよいよインストールです。

起動したデスクトップ画面から Install wattOS を選びます。英語表示になりますが、特に難しい用語はなと思います。
  1. 言語の選択(Japanese (Japan) を選択)
  2. タイムゾーン (Asia/Tokyo になっているでしょう)
  3. キーボードレイアウト (日本語キーボードならそのまま 105・Japanese)
  4. ユーザ名・パスワード・ホスト名の入力
  5. インストール先ディスク選択
  6. インストールパーティション選択 (最低 / の指定は必要です。上画像)
  7. ブートローダの選択
  8. インストール前最終確認
  9. インストール開始〜終了
  10. 再起動確認

6 日本語化


LXDE 版では、インストール直後の起動で四角形の意味不明の日本語が文字化けした状態で表示されてしまいます。ここで日本語が正常に表示されるようにします。


端末を起動して、次のコマンドを入力します。(太文字部分のみ。$ は不要)

 

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get dist-upgrade

$ sudo apt-get install fonts-droid fonts-vlgothic ibus-mozc iceweasel-l10n-ja

再起動すると正常に日本語化されていると思います。もちろん、日本語入力もできます。

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デフォルトのブラウザは Iceweasel(アイスウィーズル)になっていました。

7 初期の状態で YouTube も再生できました。軽快に動作します。

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