クラウドを意識した「Peppermint OS Five」をUSBメモリにインストールしましたLubuntu 14.04ベースですが、Ubuntu 14.04 の長期サポート (LTS) コードで構築されていますので5年間のサポート期間です。オンライン作業に最適化されたオペレーティングシステムとして特異な位置付けといえますが、現在の環境ではネットに接続されていない環境の方が珍しいくらいなので困ることはないと思います。 デスクトップ環境はLXDEで、32bit版でのレビューで isoサイズは、587MBで1CDサイズとなっています。オフィス系とゲーム系さらにはグラフィック系は、基本的にオンライン中心で構成されています。 オフィス系では「Google Drive」と「Google Calendar」をメインにしたもので、「Google Drive」は、Office系やグラフィックソフト「Pixlr Editor」なども統合されています。グラフィック系では 「Pixlr Editor」と「Pixlr Express」が直接リンクされています。ということで、オフラインでの使用ではアプリも限られたものしかインストールされていません。とは言え、「ソフトウェアの管理」や「Synaptic パッケージマネージャ」などは梱包されていますので、必要なソフトは即インストールできる状態なので問題はない思います。ただ、デスクトップ周りのデザインが、壁紙も含めてあまりセンスが良くないので、「Cairo-dock」を導入しました。

ワークスペース 1_004

「Peppermint OS Five」をUSBメモリにインストールの方法や日本語化の方法

0 準備段階として、USBメモリのパーティションの設定をします。「Gparted」などを使用するといいと思います。
MS WINDOWSとファイルのやりとりをしなければ、この設定は必要ありません。僕は、仕事上でMS WINDOWSも使っているので、USBの最初のパーティションに「ntfs」で1GBくらいの領域を確保します。僕が作成したパーティションは下の図のようになっています。

capture10197


1 peppermint OSのホームへ行き32bit か64bitを選択してISOをダウンロードします。


2 ISOイメージを手持ちのライティングソフトでCDに焼いてPCにセットし再起動するとライブCDからOSが自動起動します(しない場合はBIOS設定で最初に読み込むデバイスをCDドライブに変更します)。壁紙はデフォルトのものと変えています。このタイミングでUSBメモリをコンピュータに装着してください。

pm01

3 デスクトップの「Install peppermint5」のアイコンをダブルクリックするとOSのインストールが始まります。インストール言語はフォントの関係で日本語が表示されないので英語のままで進めます。AreaをTokyo、KeyboradをJapaneseと選択すればインストールが完了して再起動後、Laguage Supportから日本語を反映させることができるので心配ありません。

pm02

4 「Continue」をクリックします。

pm03

5 「unmount」するかどうか聞いてきたら「Yes」をクリックします。

pm04

6 今回はUSBメモリにインストールするのが目的なので、インストールのタイプは「Something else」を選択肢します。

pm05

7 インストールするパーティションを選択します。僕の場合USBメモリのパーティションは /dev/hdb? になっていました。ここで、インストールするパーティションの選択は慎重にしてください。間違ってしますとハードディスクのOSを削除する可能性もあります。それぞれのデバイスの容量をみることで、おおよそ検討がつくと思います。

pm06

8 「Change」をクリックして、下の図のように設定しました。「OK」をクリックします。

pm07

9 住んでいるところは「Tokyo」でそのまま「Continue」をクリックします。

pm08

10 「KeyBoad」の種類を選択します。

pm09

11 ユーザー名とPC名、パスワード(任意に設定、OS起動、ログイン時、ソフトのインストール、アップデート時に必要になります)入れてインストールを進める。約30分でインストールが完了します。

pm10

12 インストールの途中にでる画面をキャプチャーしてみました。

pm11

pm12

pm13

pm14

pm15

13 インストールが終了すると、Reboot(再起動)のメッセージが出るので[ENTER]を押して再起動します。この時はUSBメモリから起動したいので、インストール用の起動CDは取り出しておいてください。

14 「menu」からSettingを開いて「Langugae Support」から日本語を反映させます。と言っても、「言語」の項目で「日本語」を一番上にドラッグして「システム全体に適用」させるだけです。

言語サポート_002

14 次に、日本語入力システム「fcitx」とGoogle日本語「mozc」をインストールします。「System Tool」 の「Synaptic Package Manager」を起動しOSインストール時に設定したパスワードを入れ、検索窓に「fcitx-mozc」と打ち込みチェックをクリック、矢印マーク下の 「Apply」をクリックでMark additional required changes?のダイアログが出るので「Mark」次に「Apply」をクリックしてインストールします。

Synaptic パッケージマネージャ _001

「fcitx−mozc」のインストールが完了したら、もう一度、「Languge Support」を開き「Keyboard input method system」で「fcitx」を選択します。
ここで一旦ログアウトして再ログインるとメニューバーにキーボードのマークが現れているので、これを右クリックして「入力メソッド」で「Mozc」を選択します。「半角・全角」キーを押すことでオレンジの「あ」のマークが表示され日本語入力ができるようになっているはずです。

15 オフラインでも仕事ができるように、「Synaptic Package Manager」からフリーの「Libre Office」をインストールしました。これで、Microsoft Office互換でこれで作成したファイルも開くことができるようになりました。

16 アイコン表示は「Docky」をソフトウエアマネージャーからインストールして。設定でテーマ「Transparent」にしてDockの背景を透明化してもいいかもしれません。また、アナログ時計とカレンダー、ゴミ箱は「Screenlets」を導入してウィジェットとして表示してもいいでしょう。

17 さまざまなコーデックが採用されている万能メディアプレーヤー「VLC Media Player」 とCD、DVDライティングソフト「Brasero」(Linux定番)もインストールしておくと何かと便利ですよ。

この記事も「peppermint OS」で書いていますがものすごく軽くていい感じです。