apt-get が使える DebianDog Stable の日本語化!(追記)
2015年3月18日水曜日
1 最初にインストールディスクを下記のサイトからDebianDogの最新版をダウンロードして作成しました。もちろんインストールCDは100円ショップで3枚で100円のものを購入しました。
DebianDogのダウンロード http://smokey01.com/saintless/DebianDog/
2 インストールCDからDebianDogを起動します。次にデスクトップにある「Installer」をクリックします。
3 インストーラーが起動して下の図のような画面が現れます。せっかくインストールCDを作成しているので、isoファイルを指定するのではなく、インストールCD上にあるdebiandogのフォルダーを指定することにしました。僕はUSBメモリにインストールしたので、インストールする場所はsdb2を選択しています。USBメモリ全体を使ってもいいのですが、僕はMS WINDOWSとファイルのやりとりをしたいのでUSBメモリの先頭にntfsでフォーマットした領域をsdb1として確保しています。今はクラウドを使えばファイルのやりとりは簡単なのでUSBメモリ全体を使った方がいいかもしれません。
後は「install」をクリックするだけで作業がはじまります。
4 後はインストールが終了するのを待つだけです。
5 インストールが終了するとブートローダーをインストールするかどうか聞いてきます。もちろん「OK」を選択します。これでインストール作業は終了です。インストールCDを取り出して再起動するとDebianDogが起動するはずです。
6 次にネットワーク接続しました。僕の好きな「Frisbee」があったので起動します。すみません下の画面はすでに日本語した画面になっています。
難なくUSB無線LANアダプターを認識していました。
7 まず、ターミナルを起動して、リボジトリを日本のサーバに変更します。
8 パッケージ情報を更新します。しばらく時間がかかるので気長に待ちましょう。
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
9 ロケールを入れて日本語を選択してください。
# apt-get install locales
# dpkg-reconfigure locales
下の図のような画面が現れます。「OK」をクリックします。
スペースキーを押してja-JP.UTF-8 を選択します。「OK」をクリックします。
11 次に時刻設定をします。
# dpkg-reconfigure tzdata
Asia→Tokyo を選択します。
12 次にキーボード配列を日本語のキーボードに変更します。
# leafpad /etc/default/keyboard
XKBMODEL=”jp106”
XKBLAYOUT=”jp”
13 日本語環境とフォントを導入します。
# apt-get install task-japanese task-japanese-desktop fonts-vlgothic fonts-takao
本当にapt-getが使えると便利です。
14 日本語入力ににuim-anthy をインストールしました。ibusも使えますがDebianDogをUSBメモリから起動するので、できるだけ軽いものを選びました。ハードディスクにDebianDogをインストールすたかたは間違いなくibusの方がよいと思います。
# apt-get install uim uim-anthy im-config
# im-config -n uim
15 確認のためにターミナルから下記のように入力します。
# leafpad /etc/locale.gen
きちんと ja_JP.UTF-8 UTF-8 になっているか確認してください。
もし、そうなっていなければ修正し下記のように入力して、設定を反映します。
# locale-gen
さらに日本語に変更するために下記のように入力します。
# update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
# source /etc/default/locale
# echo $LANG
実はこれだけでは、デフォルトでインストールされているアプリケーションが、うまく日本語化できませんでした。
そこで、追加ファイルをコピーします。 以下のリンク先の 00-locale-files-openbox_xfce.squashfs を live フォルダにコピーすれば改善されます。
http://smokey01.com/saintless/DebianDog/System-modules/
16 以上で日本語化は終了です。再起動すると日本語表示になっていて、もちろん日本語入力もできます。
17 さらに、うれしいことにDebianDogには最初から「Synaptic パッケージマネージャー」が導入されていて役立つアプリケーションをインストールし放題です。オフィスソフトのLibreOfficeも簡単にインストールできます。