Puppy Linux Vividpup の勧め!
2015年6月4日木曜日
もともと、puppy-Linuxのメイン設定のイメージは Slackware 系発祥だそうです。しかし、最近のバージョンは Ubuntu 系に寄ってるデストリビューションです。Puppy Linuxの最大の魅力は、とんでもなく軽いということです。その割に不便でもありません。必要十分というたとえがぴったりという気がします。ウインドマネジャとして、これも軽いといわれているJWM を載せてます。
root を隠してる Ubuntu と対照的に、デフォルトでは root しかありません。深く突っ込んだカスタマイズした使い方をするには、やはり多少の知識が必要になるでしょう。逆説すると普通に運用する分には、親切で優しい GUI 設定のため、すぐに使えます。
過去には、無線LAN接続の設定で苦労したこともありましたが、今ではすんなり接続できています。
また、X 系のトラブルを想定してか,初めに画面に間するウイザードが出たり,ほんとに初めて Linux に触れる人も容易に進行できます。
日本語バージョンでさえ,容量は200メガを下回ります。Precise-571JP は134MBです。
僕が、特に気に入っているのは Linux 初心者に対して、ぜんぜん威張ってないし敷居を感じさせない点です。
日本語バージョンの翻訳者さんの功績か、Puppy 自体の姿勢なのか分からないのですが、語りかけるダイアログの口調は、使っている人の緊張を取り除いてくれるでしょう。
Puppy4 系は Slackware の香りがします。少しだけ重くなりますが 5 系をお勧めします。さいきん流行りの USB 起動など Live 機能を持っていますが、できたらハードディスクにインストールし,メインマシーンとして使って欲しいデスリビューションです。
もし、少しだけ日本語化をする努力ができるなら、「Puppy Linux Vividpup」をお勧めします。なぜなら、Precise-571JPと同じ使い勝手でパッケージが最新のものと入れ替わっているからです。
以前、僕が「Puppy Linux Vividpup」の日本語化について書いたものがありますので、再度紹介します。
もう、今日で5月も終わりになります。最近の軽量Linuxで、僕にとってのトピックスはやはり、Ubuntu15.04(Vivid Vervet)ベースのvivid-Puppy Linux6.5 です。最新のUbuntuをベースにしながらも安定感抜群で仕事に役だっています。
ここでは、16GBのUSBメモリーにインストールしてみた記録を紹介します。また、プリンターなどの設定も紹介しているウェブサイトを見つけましたので、参考にしてください。vivid-Puppy Linux6.5 日本語版
1 まず、https://archive.org/details/Puppy_Linux_Vividpup からPuppy Linux Puppy Vivid 6.5のisoファイルをダウンロードします。430MBもあるのでおどろきましたが、これはPAE対応のものと、noPAEが圧縮されて、一つになっているのが原因です。コンピュータによって、どちらか一つしかつかわないので、200MB弱がPuppy Linux Puppy Vivid 6.5の大きさです。ダウンロードしたら、100円ショップで購入したCD-RWでインストールデスクを作成します。インストールCDから起動すると下の図のような画面が現れます。
2 まだ、日本語化はできないので、キーボード種類だけ「jp106」に設定します。これを行わないと思いもよらない文字が入力されて不便です。必ず設定してください。
3 いよいよ、USBメモリーにインストールします。USBメモリーをコンピュターにセットします。次にメニューから「Puppy installer」を起動します。
4 僕は「Universal installer」を選択しました。
5 「USB Flash drive」を選択します。
6 僕は、あらかじめ、USBメモリーを3つのパーティションに分けましたが、USBメモリー全体に、Puppy Linux Puppy Vivid 6.5をインストールするのであれば必要ありません。sdb1をntfsでフォーマットしてMS WINDOWSとやりとりできるようにすると非常に便利ですよ。ここでは、sdb3にインストールしました。
7 次のような画面がでたら、「continue」をクリックします。
8 確認の画面が現れます。「OK」をクリックします。
9 「CD」からファイルをコピーするように指定しました。
10 インストールが始まりました。
11 あとで、MBRを設定するので、ここでは何もしないを選択しました。
12 インストールが終了したら、日本語化します。lang_pack_ja-1.9.sfs をダウンロードします。「メニュー」から
「SFSーLoad on the-fly」を起動します。lang_pack_ja-1.9.sfs は必ずPuppy Linux Puppy Vivid 6.5のファイルがインストールされている場所に置いてください。
13 「lang_pack_ja-1.9.sfs」 を「Load」します。
14 「lang_pack_ja-1.9.sfs」のロードに成功しました。「Counrywizard Country Settngs」で日本語の環境を整えます。
15 「Puppy Linux Puppy Vivid 6.5」の日本語化に成功しました。もちろんインラインで日本語入力も可能になっています。