android-x86-5.1-rc1をUSBメモリにインストールしVivid Puppyとデュアルブート!
2015年10月19日月曜日
実は、この記事自体も作成したUSBメモリで作成しています。
1 早速、android-x86をダウンロードして、起動CDを作成しました。android-x86-5.1-rc1.iso (日付: 2015-10-07, サイズ: 366.6 MB)
2 android-x86-5.1をインストールする前にUSBメモリのパーティションを決定しました。android-x86-5.1を起動させてから、パーティションを設定してもいいのですが、僕はいつもPuppyLinuxの「GParted」を利用してパーティションの設定をしています。下の図はUSBメモリのパーティションの要すです。android-x86-5.1はラベルMS WINDOWS NTFSでフォーマット済みの領域にインストールしました。
3 android-x86-5.1をCDから起動します。下のような画面が現れるので「Installation」を選択します。(ここからは画面キャプチャがとれなかったので少し見づらいです。)
4 android-x86-5.1をインストールするパーティションを選択します。僕の場合はsdb1となっていました。
5 どのファイルシステムでフォーマットするか聞いてきますが、すでにPuppyLinuxでntfsでフォーマットしているので、フォーマットしないを選択しました。
6 ブートローダをインストールするかどうか聞いてきますが、VividPuppyでブートローダをインストールするので、「Skip」しました。USBメモリにandroid-x86-5.1だけをインストールされたい方は
「Yes」でも良いと思います。
7 上と同じ理由で「Skip」しました。
8 システム領域に書き込みできる状態にするかどうか聞かれますが、「No」を選択しました。「Yes」を選んでも良いですが、消費される領域が多くなります。
9 いよいよ、USBメモリへの書き込みが始まりました。
10 user dataを保存する領域を作成するかどうかです。当然「Yes」を選択しました。
11 android-x86-5.1をインストールするパーティションをNTFSでフォーマットするとアンドロイドはサクサク動作するようになりますが、データを保存できる領域の最大のサイズがおよそ2GBまでになります。しかし、僕はこれで容量不足と感じたことはありません。
12 データ領域を作成しています。
13 android-x86-5.1のインストールが終了しました。ここでリブートしてもブートローダーをインストールしていないのでandroid-x86-5.1は起動できません。次にVividPuppyをUSBメモリにインストールします。その方法は、Ubuntu15.04(Vivid Vervet)ベースのvivid-Puppy Linux6.5をインストール!どこでもPuppyの作成!を参考にしてください。
14 VividPuppyをインストールするとブートローダーもインストールされ、ブート領域に「menu.lst」というファイルがあるので、エディタで開いて、下のものを追加します。
title android-5.1-rc1
UUID=3CA9FC6F0A59667B
kernel /android-5.1-rc1/kernel quiet root=/dev/ram0
androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-5.1-rc1 vga=791
initrd /android-5.1-rc1/initrd.img
UUIDはandroid-5.1-rc1はアンドロイドのシステムがある場所をしめしています。sdb1にインストールしたので、端末から「sudo blkid /dev/sdb1」で調べます。
また、androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-5.1-rc1 vga=791の「vga=791」はディスプレイの解像度を10進数で表したものです。僕のノートは古くて「1024x768」なので付け加えていますが、なくてもかまわないようです。
13 再起動して、android-5.1-rc1を起動してみました。起動の様子が以前のバージョンのものと違います。何か洗練されている感じです。
14 初期設定です。「日本語」を選択します。
15 「SIMカード」はないので「スキップ」しました。
16 「Wi-Fiネットワーク」の設定をします。
17 無線LANのパスワードを入力しました。
18 無線LANに接続しています。
19 「Googleのアカウント」を設定します。
20 支払いの情報の入力ですが、僕は無料のアプリケーションしか使わないので「スキップ」しました。
21 すべての規約に同意します。
22 android-5.1-rc1が起動しました。USBメモリでもサクサク動作します。
23 起動直後の画面です。ここからスクリーンキャプチャーが使えます。
24 日本語入力や画面の回転制御のアプリケーションをインストールしました。
25 「android-x86-5.1」を使った印象ですが、以前のバージョンと比べて動作が軽くなっているような気がします。また、安定性もましているような気がします。時間ができれば、ここでレポートします。