android-x86がバージョンアップされているのを知ったので、早速USBメモリにインストールしました。あまり速度の速くないUSBメモリでもNTFSでフォーマットした上で、システムをメモリ上に読み込ませるという工夫をすればサクサク動作するアンドロイドが完成することを情報として知っていました。そこで、今回はandoroid-x86とPuppyLinuxであるVividPuppyをインストールしてデュアルブートできるUSBメモリを作成してみました。
実は、この記事自体も作成したUSBメモリで作成しています。

1 早速、android-x86をダウンロードして、起動CDを作成しました。android-x86-5.1-rc1.iso (日付: 2015-10-07, サイズ: 366.6 MB)

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2 android-x86-5.1をインストールする前にUSBメモリのパーティションを決定しました。android-x86-5.1を起動させてから、パーティションを設定してもいいのですが、僕はいつもPuppyLinuxの「GParted」を利用してパーティションの設定をしています。下の図はUSBメモリのパーティションの要すです。android-x86-5.1はラベルMS WINDOWS NTFSでフォーマット済みの領域にインストールしました。

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3 android-x86-5.1をCDから起動します。下のような画面が現れるので「Installation」を選択します。(ここからは画面キャプチャがとれなかったので少し見づらいです。)

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4 android-x86-5.1をインストールするパーティションを選択します。僕の場合はsdb1となっていました。

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5 どのファイルシステムでフォーマットするか聞いてきますが、すでにPuppyLinuxでntfsでフォーマットしているので、フォーマットしないを選択しました。

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6 ブートローダをインストールするかどうか聞いてきますが、VividPuppyでブートローダをインストールするので、「Skip」しました。USBメモリにandroid-x86-5.1だけをインストールされたい方は
「Yes」でも良いと思います。

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7 上と同じ理由で「Skip」しました。

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8 システム領域に書き込みできる状態にするかどうか聞かれますが、「No」を選択しました。「Yes」を選んでも良いですが、消費される領域が多くなります。

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9 いよいよ、USBメモリへの書き込みが始まりました。

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10 user dataを保存する領域を作成するかどうかです。当然「Yes」を選択しました。

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11 android-x86-5.1をインストールするパーティションをNTFSでフォーマットするとアンドロイドはサクサク動作するようになりますが、データを保存できる領域の最大のサイズがおよそ2GBまでになります。しかし、僕はこれで容量不足と感じたことはありません。

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12 データ領域を作成しています。

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13 android-x86-5.1のインストールが終了しました。ここでリブートしてもブートローダーをインストールしていないのでandroid-x86-5.1は起動できません。次にVividPuppyをUSBメモリにインストールします。その方法は、Ubuntu15.04(Vivid Vervet)ベースのvivid-Puppy Linux6.5をインストール!どこでもPuppyの作成!を参考にしてください。

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14 VividPuppyをインストールするとブートローダーもインストールされ、ブート領域に「menu.lst」というファイルがあるので、エディタで開いて、下のものを追加します。

 title android-5.1-rc1
  UUID=3CA9FC6F0A59667B
  kernel /android-5.1-rc1/kernel quiet root=/dev/ram0  
 androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-5.1-rc1 vga=791
  initrd /android-5.1-rc1/initrd.img

UUIDはandroid-5.1-rc1はアンドロイドのシステムがある場所をしめしています。sdb1にインストールしたので、端末から「sudo blkid /dev/sdb1」で調べます。

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また、androidboot.hardware=android_x86 SRC=/android-5.1-rc1 vga=791の「vga=791」はディスプレイの解像度を10進数で表したものです。僕のノートは古くて「1024x768」なので付け加えていますが、なくてもかまわないようです。

13 再起動して、android-5.1-rc1を起動してみました。起動の様子が以前のバージョンのものと違います。何か洗練されている感じです。

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14 初期設定です。「日本語」を選択します。

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15 「SIMカード」はないので「スキップ」しました。

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16 「Wi-Fiネットワーク」の設定をします。

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17 無線LANのパスワードを入力しました。

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18 無線LANに接続しています。

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19 「Googleのアカウント」を設定します。

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20 支払いの情報の入力ですが、僕は無料のアプリケーションしか使わないので「スキップ」しました。

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21 すべての規約に同意します。

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22 android-5.1-rc1が起動しました。USBメモリでもサクサク動作します。

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23 起動直後の画面です。ここからスクリーンキャプチャーが使えます。

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24 日本語入力や画面の回転制御のアプリケーションをインストールしました。

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25 「android-x86-5.1」を使った印象ですが、以前のバージョンと比べて動作が軽くなっているような気がします。また、安定性もましているような気がします。時間ができれば、ここでレポートします。