WINDOWSで人気のあるフリーソフトをLinuxへインストール 付箋ソフト PcHusen!
2015年10月7日水曜日
いままで紹介したそふとと違い、Zipで圧縮されている他、セットアップファイルではなく、実行ファイル形式で提供されており、デスクトップにアイコンを作成したり、Linux起動時に自動実行できるようにするなど、とても勉強になりまました。
「PcHusen」は、マウス操作に加え、すべての機能をキー操作でも利用できるデスクトップ付箋紙ソフトです。画像貼り付けなどの機能は持ちませんが、僕にとってこれはあまり重要ではありません。そのぶん動作は軽快になっています。このソフト をキーボードのみで操作するには、設定画面で付箋紙をアクティブ化するためのホットキーを設定しますが、僕はほとんどマウスで操作しているので設定すらしていません。しかし、設定すると、デスクトップ上に付箋紙が1枚もないときに ホットキーを押すと、タスクトレイの常駐アイコン上にポップアップメニューが表示され、付箋紙の新規作成を行えるようです。すでに付箋紙が存在するときにホット キーを押すと、最後に作成した付箋紙がアクティブになる。また、付箋紙上では[P]キーでポップアップメニューを表示でき、テキストの入力やクリップボードから の貼り付け、新しい付箋紙の作成などが可能になります。操作対象とする付箋紙は[Tab]キーで次々と切り替えられるほか、各付箋紙の表示位置の変更はドラッグ&ド ロップに加えてカーソルキーでも行え、不要となった付箋紙は[Delete]キーで削除可能なすくれた付箋紙ソフトが「PcHusen」です。
では、Linuxにインストールします。
1 適当な場所に「PcHusen」をダウンロードします。「PcHusen」のダウンロード
2 解凍します。
3 32ビット版の「PcHusen390」を起動します。64ビットのコンピュータを持っているうらやましい人は「PcHusen390(x64).exe」を選んで下さい。「次へ」をクリックします。
4 当然、「同意」します。
5 「次へ」をクリックします。
6 「はい」→「次へ」をクリックします。
7 「次へ」をクリックします。
8 「PcHusen」をスタートアップに登録するかどうか聞いてきます。ここで「はい」を選択しても、MS WINDOWSのスタートアップに登録するという意味なので、当然、Linuxを起動しても自動的には立ち上がりませんが、一応「はい」を選択しました。
10 次に、「PcHusen」を自動起動させるために、まずlinuxBeanのデスクトップに「PcHusen」のショートカットを作成しました。「PcHusen」の本体は、/home/masakazu/.wine/drive_c/Program Filesの「PcHusen」のフォルダの中にあります。
11 「PcHusen」のフォルダの中身は、下の図のようになっています。ここで、デスクトップにショートカットを作りたいのは「PcHusen.exe」です。
デスクトップの何もないところで、右クリックをして、「新規作成」→「Shutcut」を選択します。
12 「新しいランチャー」がデスクトップ上に作成されます。linuxBeanでは「歯車」のような形をしたアイコンです。
13 「新しいランチャー」のアイコン上で右クリックして、「アプリケーションの選択」→「ランチャーの編集」を選択します。
コマンドの欄に:
env WINEPREFIX="/home/ホームディレクトリの名前/.wine" wine C:\\Program\ Files\\PcHusen\\PcHusen.exe
図では\\は¥¥と表示されています。
ディレクトリ編集の欄に:
/home/ホームディレクトリの名前/.wine/dosdevices/c:/Program Files/PcHusen
アイコン:ダウルクリックして適当なアイコンを選択します。
コマンドの欄は、実行ファイルの場所を記入しても動作しないので注意して下さい。
僕は、セットアップで自動的にできている別のプログラムのショートカットをコピーして作成しています。
を記入し、アイコンをダブルクリックで選択すると、ショートカットが作成できます。
14 いよいよ、「PcHusen」の自動起動ですが、linuxBeanは最初から、「自動で起動するアプリの追加」というフォルダがデスクトップ上に用意されています。のでその中にコピーすれば、Linuxの起動時に自動的に「PcHusen」を起動してくれるようになります。
デスクトップに付箋が表示されます。過去に付箋紙に記入したものが、Linuxを起動すると自動的に表示されます。