無料のオフィス統合環境「LibreOffice」の次期メジャーバージョンとなる「LibreOffice」v4.4のベータ版を公開されました。ダウンロードは次のURLからできます。
https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice-fresh/?type=win-x86&version=4.4.0&lang=ja 「LibreOffice」は、「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境です。「スタートセンター」と呼ばれるランチャーのほか、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」、図形描画ツール「Draw」、数式エディター「Math」、データベースソフト「Base」から構成されているのはご存じの通りです。もちろんこれだけで普段の業務はこなせると思いますが、なぜか、まだ行政や教育機関は高いお金を払ってMS OFFICE を導入しています。革新的な都道府県や市町村が「LibreOffice」などを導入しているに過ぎません。僕にはその理由がよく分かりません。過去の文書との互換性がとれないのが問題であれば、MS OFFICEの文書を修正するオペレーターを一人雇用すればすむ話だと思うのですが、そんなに修正する文書はないと思いますが。
さて、「LibreOffice」では、新機能の追加を含むメジャーバージョンアップが半年ごとに行われており、次期メジャーバージョンとなるv4.4でも、数多くの新機能が追加されています。たとえば、挿入可能なメディアの形式が拡充されています。また、僕にとってうれしいのは、「SharePoint」や「OneDrive」への接続がサポートされたことです。これによって、Windows以外の環境でも、「OneDrive」にあるドキュメントを手軽に「LibreOffice」で開けるようになります。
そのほかにも、ユーザーの利用統計をベースに右クリックメニューの項目を見直すなど、全体的な使い勝手の向上が図られています。また、本バージョンから「Caladea」フォントと「Carlito」フォントが追加されました。それぞれMicrosoftの「Cambria」フォントと「Calibr」フォントの代替として利用できるようになっています。