過去に僕はブラウザ上で動作するOSに興味をもって、eyeOSなどをインストールしてためしていましたが、最近ネットで検索してみると「ZeroPC」というブラウザ上のOSがあることを知りました。
「ZeroPC」は2011年頃からあるWebDesktopと呼ばれるOSです。OS自体はサーバー側にセットアップされており、ユーザーはブラウザー経由でログインして利用します。一方eyeOSは同じ種類のOSですがプログラムをダウンロードできて、自分で用意したサーバーにインストールできるというものでしたが、なぜかeyeOSのホームページからはダウンロードできなくなっていました。eyeOS2.5のダウンロードリンクは何とか見つけることができたのでここに紹介しておきます。 http://download.cnet.com/eyeOS/3000-2094_4-10690798.html
ところで、これらのOSは当然のことながら、ネットワーク接続ありきのOSということになりますがが、2014年の今はどこにいても何かしらの通信手段を利用できる時代となっています。フリースポットがない場合でもスマホのテザリングで対応できます。こういう時代になったから、クラウドOSでも仕事ができる可能性が高まりました。

ZeroPCのデスクトップはこんな感じになっています。

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主なアプリケーションは、MS Office互換のアプリケーション、画像編集ソフト、音楽プレーヤー、付箋紙、メーラー、ブラウザー等が入っています。ブラウザーはおまけのようなものですが、「ZeroPC」自体にアクセスするのにブラウザが必要であることを考えると、ブラウザー自体の機能は多くなくても良いような気がします。文書やスプレッドシートの作成等は十分すぎるほど整っているので、PCは何でもいいから、ブラウザーさえ動けばそこに自分のデスクトップが広がるという優れものです。
さらに、「ZeroPC」の大きなウリは、各種クラウドストレージサービスを一元管理する統括のような役割をしてくれることです。下の図のように、付属のクラウドコネクトマネージャーからはGoogleDriveやDropbox、OneDriveなどのクラウドストレージはもちろん、Flickr・Picasa・Evernoteなど流行のクラウドサービスをサポートしており、それら全てを利用することで、実に39GBのストレージ容量を保持することができる仕組みになっています。フリープランの場合、ZeroPCの無料クラウドが1GBしか使えませんが、クラウドストレージサービスを合計するとちょうど40GBとなるので、十分な容量を確保できます。

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「ZeroPC」を使えるようにするためには、公式サイトに行き、アカウントを作る。フリープランならば基本それだけで使えます。 https://www.zeropc.com/
僕がこのOSを取り上げたのは、ブラウザーさえもっていれば、仕事ができる環境が整うという世界が広がりつつあるということを話したかったからです。実際クラウド化はすすんでいますし、そんな世界になればブラウザが動作する端末さえあれば、どんな仕事にも対応できるようになると考えるとワクワクします。