もうオフィスはいらないかもしれません。
久々に、OneDriveにアクセスしてみて驚きました。驚いたのは、無料で使えるMicrosoft Office(One Drive利用)です。タイトルが大げさに思えるかもしれませんが、僕が普段利用しているオフィスの機能であれば十分すぎると感じました。

OneDrive上で使えるMicrosoft Office(Web版)が驚愕の出来の良さです。
https://onedrive.live.com/

 僕はもともと、自宅では軽快に動作するPuppyLinuxやlinuxBeanといった軽量Linuxで仕事をしています。稀に仕事上で、MS Office形式で文書のやり取りをしなくてはいけないときには、このブログでも、書かせてもらったように、MS WORDビューワーを、Wine上で動作させて、LibreOffice上で作成した文書のレイアウトの確認をしていました。しかし、Microsoft Office(Web版)があれば直接この仕組みを利用して文書作成を行えば良いような気がしてきました。

 個人的には、もうMSOfficeのパッケージ版を買う必要がないんじゃないかと感じました。
今までMSのOneDriveは、名前からDropBoxみたいなネットワークストレージの機能だけだと思いこんでいたけれど、Web版Office機能の方がかなり面白いことになっていて、しかも高機能になっています。

使い方は簡単です。

・OneDriveでアカウントを作る(無料で15GBのネットワークストレージが使えます!)

・そうするとおまけでOfficeWeb版が使えるようになります。

ちなみにPuppyLinux上のFirefox経由で試してみますが。Chromeも同じような感じに動くと思います。

で、良い点と残念な点をずらずらと書いていってみる。
なお、自分がよく使う機能だけで評価をしているので、その点はご了承ください。

各アプリ共通での良い点
・Word、Excel、PowerPointがただで使える。
・フォントがメイリオ、MS ゴシック、MS 明朝、MS Pゴシック、MS P明朝が正常に使えます。
・パッケージ版のMS Officeと操作感がほぼ全く同じです
・動作が思いの外軽快でした。(ネットワーク回線に影響すると思います。)

Word Onlineの良い点
・Wordは、個人的によく使う機能は大体網羅されていました
・ローカルで作ったWordファイルをアップロードして読み込んでもレイアウトズレが起きない(確認したファイルでは問題はありませんでした)

・印刷がPDF経由でズレなく出来た。(たいがいOpenOfficeだのLibreOfficeを使うとここで修正が必要になります。)

Excel Onlineの良い点
・ローカルで作ったExcelファイルをアップロードして読み込んでもレイアウトズレが起きません。
・印刷はズレがありません。
・関数が使える(すべての関数が同じようにあるかどうかの確認はしていないが、よく使っているものはありました)
・グラフが作れる。
・並べ替えが使える。

Excel Onlineの残念な点
・フィルタはありません
・PDF変換機能がありません
・ウィンドウ枠の固定がありません
・表示形式の指定でユーザー設定はありません
・マクロが使えません

PowerPoint Onlineの良い点
・ローカルで作ったPowerPointファイルをアップロードして読み込んでもレイアウトズレが起きません
・印刷がPDF経由でズレなく出来ます。

PowerPoint Onlineの残念な点
・スライド一覧で、マウスホイールした時に、スクロールがちょっとずつしか動きません。

 では、実際にWordを試してみました。もちろん、PuppyLinux上のFirefoxで試しています。

1 OneDriveにアクセスし、ドキュメントを開きます。たくさんのアプリケーションが利用できます。「Word Online」をクリックします。

ワード

2 たくさんのテンプレートが並んでいました。

ワード

3 少しおしゃれなテンプレートに、文字を入力しています。

ワード

4 ディスク容量は15GBを維持できるようにウェブサイトにアクセスしています。
このことについてもう一度ふれておきます。
 さて、Microsoft社は11月2日、「OneDrive」で利用可能なストレージ容量について、大幅な容量削減を行うことを発表していました。発表 では「Office 365」に付帯する「OneDrive」のストレージ容量が無制限から1TBへ制限されるほか、無償で利用可能な容量が15GBから5GBへ削減されるこ とが告知されていました。また、15GBの容量が追加される「camera roll bonus」も提供終了となる予定でした。
 しかし、ユーザーからの声に対し、Microsoftは「OneDrive」容量の保護を申し込めるWebサイトを設置しました。ここから申し込むことで、無料版 のユーザーでも従来通り15GBの容量を利用し続けることが可能になります。cam しかし、本サービスへの申し込みは2016年1月31日(現地時間) までとなっているので早く対応する必要があります。
 
 https://preview.onedrive.com/bonus/

 このことの詳しいことは、ウェブサービス: 助かった Microsoft 「OneDrive」の容量削減を回避できる期間限定Webサイトを開設!に書いています。

ワード

 上記に書いたことだけでなく、近い将来、ブラウザとネット環境さえあれば、仕事ができるようになる予感がします。
 そうなれば、高スペック大容量のコンピュータは必要なくなる気がするのですが・・・

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