Puppy LinuxやlinuxBean wattOSなどで無線LANカードがデフォルトの状態では対応していないとき、ドライバの種類がわかればコンパイル、インストールで認識させることができます。しかし、無線LANカードのchiosetが判別できないとどうしようもありません。そこで、無線LANカードのchipsetを調べてドライバをインストールする方法について述べてみたいと思います。

無線LANカードのchipsetを調べる方法

ここはWindowsのちからを借りたいと思います。


1 デバイスマネージャを起動します。(コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理→デバイスマネージャ)

2 ネットワークアダプタの下に無線LANカードがぶら下がっているはずです。

3 右クリックして、「プロパティ」を起動してください。

4 プロパティ画面で「詳細」タブを選んでください。

5 「ハードウェアID」を選んでください。

6 ハードウェアIDが表示されます。


ハードウェアIDは、

PCI¥VEN_xxxx&DEV_yyyy&…

のような文字列になっています。VEN_に続くxxxx(四桁の16進数)がベンダーID(chipsetのメーカー)になります。例えば、atherosなら「168C」、intelなら「8086」等になります。

DEV_に続くyyyy(四桁の16進数)は製品のID番号になります。


ベンダーID、製品IDからchipsetのメーカーと製品名(chipset)まで知ることができます。ベンダーID、製品IDからメーカー名、製品名を検索するには以下のサイトを利用すればわかります。

PCI Vendor and Device Lists


PCI

「Vendor Search」欄にベンダーID(VEN_xxxxのxxxx)を入れて「Search」を押すとベンダー名を教えてくれます。ベンダー名をクリックすると、そのベンダーの製品IDと製品名の一覧が表示されます。


製品名がわかれば、Puppy Linux Precise571JP にGW-USNano2-Mを認識させることに成功

で書いたようにドライバーをコンパイルしてインストールすれば動作可能になります。