wattOSにMS OFFICE をインストールする
2014年3月10日月曜日
1 Wineを最新版にします。
2014年3月10日現在、Wineの最新バージョンはWine 1.7.14です。
Wineを最新バージョンにする方法
1 Ubuntu ソフトウェアセンターから「wine」で検索して以下のインストールボタンをクリックしてください。Wineがインストールされます。すでに旧バージョンのWINEをインストールしていればこの作業は必要ないと思います。
2 に、このインストールされたWineはバージョンが最新バージョンとは限らないので、バージョンアップを試みます。ここからは「端末」というアプリでの作業になります。
3 「terminal」か「端末」と書かれているものを起動します。
4 次に以下の命令文を一行ずつ貼り付けて実行してください。
sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-wine/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install wine
5 最初だけパスワードを聞かれますので、Ubuntuのログインパスワードを入力して下さい。
6 この時点ではWine1.6になっているだけかもしれませんのでWineのバーションを確認しましょう。Wineのバージョンを確認したい場合は、
wine --version
で確認できるので、もしこの時点で1.7になっていたら以下の作業は終了です。
7 最新版にするにはもう一度
sudo apt-get update
sudo apt-get install wine
を実行します。これでWineのインストールは完了です。
ひょっとしたら、1.7になるまで
sudo apt-get update
sudo apt-get install wine
くりかえさないといけないかもしれません。
wine --version で確認することを忘れないでください。
と、以前書きましたが、何度繰り返してもうまくいきませんでした。
そこで明示的に
sudo apt-get update
sudo apt-get install wine1.7
とすると最新バージョンの1.7になりましたのでレポートしておきます。
2 次はPlayOnLinuxの最新版をインストールします。
次のウェブサイトのhttp://www.playonlinux.com/en/download.html
のPackagesのUbuntuをクリックします。するとインストール方法を確認することができます。
現在は、端末で
wget -q "http://deb.playonlinux.com/public.gpg" -O- | sudo apt-key add -
sudo wget http://deb.playonlinux.com/playonlinux_precise.list -O /etc/apt/sources.list.d/playonlinux.list
sudo apt-get update
sudo apt-get install playonlinux
となっていましたが、必ず本家のウェブサイトで確認した方が良いようです。
3 これで、WineとPlayOnLinuxが最新版になったので、いよいよMS OFFICEのインストールにとりかかります。
メニューのゲームの場所にPlayOnLinuxのアイコンができているはずですので、PlayOnLinuxを起動します。
4 MicroSoftのフォントがインストールされていないのでインストールしますというメッセージが現れます
次へをクリックします
5 Licenceに同意して、次へをクリックします。
6 MicroSoftのフォントが自動的にインストールされます。PlayOnLinuxが便利なことがここでもわかります。
他にも必要なライブラリなどがインストールされます。次へをクリックします。
7 インストールをクリックして、オフィスのアイコンを選択します。
8 Microsoft Officeのいろいろなバージョンがあるので、選択してインストールをクリックすれば自動的にMicroSoft OfficeのインストールCDやDVDが要求されて簡単にOfficeがインストールできます。Wineも自動的にダウンロード・インストールされますが、デフォルトの状態ではバージョンの低いWineが自動的にインストールされてしまうので、ここでは一工夫します。
9 画面の左下にあるInstall a non-listed programをクリックします。
10 次のような画面が現れます。
11 Install a program in new virtual driveを選択します。
12 ここでは、MS_OFFICE2007というvirtual driveを作成することにしましが、名称は何でも良いと思います。
13 次のような画面が現れますが、何も選択しないで、次へをクリックします。
14 wine versionでSystemを選択します。先ほどの操作でsystemに最新のWineをインストールしているという理由です。これでMS_OFFCE2007をインストールする環境が整いました。
15 元の画面に戻ってInstall a non-listed programをクリックします。
16 次へをクリックします。
17 先ほどvirtual driveは作成したので、Edit or update existing applicationを選択して、次へをクリックします。
18 左下のShow virtual driveのところにチェックを入れると、先ほど作成したvirtual driveのMS_OFFICE2007が見えていますので選択します。次へをクリックします。
19 参照からインストールCDのある場所を指定します。
20 不思議なことにインストールCDの場所はfloppy0にありました。
21 これで、インストールが始まりますが、インストール時に□ばかりが表示され、文字化けの状態を避けたい場合は、前もって、MS WINDOWSのシステムのFontのフォルダーからmsgothic.ttcとmsmincho.ttcを./wineのフォルダにコピーしておくと文字化けの現象は起こりません。しかし、インストールが終わると正常になりますので、何度もインストールしている方はこのまま進めても良いと思います。
22 後はMS WINDOWSでのインストールと変わりありません。プロダクトキーを入力します。
23 ライセンス条項に同意して、チェックを入れます。
24 インストールの種類でユーザー設定を選択します。
25 Microsoft Office IME (日本語変換アプリケーション)はインストールしないようにします。
26後はインストールが終了するのを待つだけです。
27 正常にインストールが終了しました。閉じるをクリックします。
28 次はこのままでは、MS OFFICEを起動するのに時間がかかるので、ショートカットを作成します。
virtual driveのMS_OFFICE2007を選択します。下の画面では、間違ったところを選択しています。気をつけてください。
29 どのショートカットを作成するか選択します。画面はEXEL.EXEを選んでいます。繰り返してワードやアウトルックのショートカットもつくりましょう。
30 ショートカット作成の作業が終わるとディスクトップは下の図のようになります。これでMS OFFICEが使いやくなりました。