待ちに待ったPuppyLinux slacko-6.3.0、slacko64-6.3.0、32bit 版と 64bit 版が同時に公開されました。JWM 系にあった不具合も解消されているようです。
最新版のSlacko-6.3.0は Welcome to the Slacko Homepage からダウンロードできます。
日本語化はいつものシノバーさんのlang_pack_ja-1.9.sfsを使用させていただきました。

日本語サポートパッケージは http://shinobar.server-on.net/puppy/opt/ にあります。
いつもなら、これで万事うまく行くのですが、しかし、メニューが豆腐状態になったままでした。
そこで、解決方法を探しているとありました。その方法をまとめてみたいと思います。

 最近僕は、PuppyLinuxを動作させるときUSBメモリを使用しています。たくさんの種類のPuppyLinuxを試すことができるからです。では、大雑把ですが、僕のやったことをまとめてみます。

1 まず、USBメモリを用意します。気に入っているのは
 【64GB】 SanDisk/サンディスク USB Flash Drive Cruzer Fit USBメモリー 海外リテール SDCZ33-064G-B35 メ です。小さいのでつけっぱなしにしていても、まったく邪魔になりません。速度的にも満足のいくものです。

cruzer01

2 USBメモリの領域を下の図のように分割しました。そして2番目のパーティションにslacko-6.3.0をインストールすることにしました。slackoのインストールの方法は PuppyLinuxインストール:最新版 Slacko6.0.8.1 をインストール Firefox Flashも最新版に! PuppyLinux001 に書いていますので参考になればしてください。

slacko630(1)

2 「メニュー」→「セットアップ」→「Puppyユニバーサルインストーラー」を選択します。
次のような画面がでますが、キーボードの設定だけjp106にしました。後は日本語化を行った後で、設定しても良いでしょう。

Slacko6030

3 この画面も今はとりあえずスキップしました。

Slacko6031

4 ダウンロードした lang_pack_ja-1.9.sfs を SFS-Load on the fly でロードします。

Screenshot

5 下の図のようなウィンドウが現れるので「OK」をクリックします。

Screenshot(1)

6 下の図のように日本語環境を設定します。

slacko630(2)


7 Xサーバーをリスタートします。

Screenshot(3)

8 残念ながら、デスクトップ上のアイコンなどは日本語化されていますが、メニューが□になっていて文字化けしています。

Screenshot(4)

9 そこで、完全に日本語化するために、lang_pack_ja-1.9.sfs 導入後、文字化け対策として
/.jwm/jwmrc-theme

/usr/share/jwm/themes/Buntoo-jwmrc

/usr/share/jwm/themes/Stardust_bright-jwmrc

/usr/share/jwm/themes/Stardust_dark-jwmrc

をアイコン上で右クリックしてテキストとして開き、DejaVu Sans と書かれている部分をすべて M+1P+IPAG にしました。

具体的には、ひとみで現されている「メニュー」をクリックして、すべてのフォルダを表示します。

Screenshot(5)

あとは、先ほど指定したファイルをテキストとして開いて、DejaVu Sans と書かれている部分をすべて M+1P+IPAG に置換しました。複数S流ので「検索(S)」を開いて、「置換」の機能を利用するといいと思います。

Screenshot(6)

10 その後、再起動、またはXサーバーのリスタートをすると、すべての項目が日本語化されていて、日本語入力も可能になっているはずです。

Screenshot(7)

PuppyLinux Slacko-6.3.0 は素晴らしいOSだと思います。ぜひ、インストールして仕事に趣味に活用してください。


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